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コメディとアクションが見事に融合「ヒットマン エージェント:ジュン」 

2020年10月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 映画1本のシーンの中に、主人公が冗談も言わないし笑顔もみせないという映画があるが、ぼくはこれが基本的に受け付けない。どんな深刻な映画にも怖い映画にも笑いでアクセントがでると思っている。ということで、韓国で240万人動員の大ヒットとなったコメディ満載のスパイ映画「ヒットマン エージェント:ジュン」を観に行った。主人公「ジュン」は国家情報院で暗殺要員として大活躍していた頃から、夢はマンガ家。それでいざ、実現してみたらwebマンガは売れなくてバイト掛け持ちの生活で、美人の奥さんにとことんバカにされている。一人娘にもマンガがつまらないと指摘を受ける始末。暗殺者としてクールに活躍していた頃とくらべると、服はヨレヨレのジャージ姿という恰好で、まるで"ヒモ男"のような風情、そのギャップ感が尋常ではない。しかし酔った勢いで自身の過去を題材にしたWEBマンガをアップし、それにより大反響が巻き起きる。という設定は、それだけで面白いし笑いはたっぷり。本当に韓国はドラマにしろ映画にしろ『何を撮っても頭一つ突き出ているなぁ』と感心し個人的に大満足。この映画、今とても注目を浴びている「テネット」より数倍面白く、観た後にとても気持ちよく映画館を出ていけた。しかし映画館はガラガラで、ナイトシアターのせいもあるだろうけど、観客は10人にも満たなかった。実に実に実にもったいない。もう少し、この映画の関係者は作品の宣伝に力を入れてもいいのではなかろうか。格闘の場面も迫力がある。なんせ主人公ジュンを演じたクォン・サンウは筋肉バリバリに鍛えていて足が長く、その長い足でのキックがまた見ごたえがある。それでいて、表情になんともいえない優しさと、とぼけた味わいがあり、これを機会に、彼の出演作を色々観たいと思った。それと、ラッパーを夢見る一人娘を演じたイ・ジウォンのうまさに驚いた。娘の目の前で、ジュンが「尊敬しています」と慕っていた後輩の暗殺者に殺されそうになったときに、おとうさんの「ジュン」の前に立ちはだかり、涙で必死に延々と訴える。『おとうさんは漫画家になったけど、お母さんにも馬鹿にされて可哀そうなんです。殺さないで下さい。』その訴える表情は、もう役に心底入り切っていて、思わずもらい泣きしてしまうほど。この娘も出演作は今後、要チェックだ。ウェブトゥーン(韓国発のデジタルコミック)、アニメーションを織り交ぜたダイナミックな作品に仕上げた監督のチェ・ウォンソプは、今回の映画では脚本も兼ねている。どんな人物なのか、インタビューはないのか検索してみたが、情報がほとんど掲載されていない。ようやくみつけたのは今回の映画の公式サイトでの情報。チェ・ウォンソプは、2009年の『私の愛、私のそばに』の脚色でその高い執筆力を見せつけ、29分の短編映画『Fantastic Couple(英題)』で監督としてデビューした。その後、2本のコメディ映画でその個性的な才能を発揮してきた。恋人同士の長い口喧嘩から始まり、緻密な描写が光る『There’s Something about Boram(英題)』は、批評家から注目を浴び、第六回ミジャンセン短編映画祭の観客賞を受賞したという。「どうしたらもっとおもしろおかしくできるか」をひたすら追求したというチェ・ウォンソプ監督は、シーンが自分の思い通りに仕上がると、もうワンテイク撮影した。そうやって、俳優たちに自由な解釈で演じてもらい、思う存分にそれぞれのキャラクターを表現してもらった。監督は、「自分はコメディ映画の力を心底信じている」「この作品の最も大きな魅力は、誰もが楽しめて、興奮できるというところだ」と説明し、「俳優たちの素晴らしい化学反応のおかげで、それぞれのシーンが光り、脚本を超えてさらに面白い作品に仕上がった」と、語った。 

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