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日日是好日 

2020年10月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の2本目の映画紹介は『日日是好日』。
BSテレ東で2020年10月5日(月) 20時00分〜放送。

大森監督の「星の子」が10月9日に公開されるのを
記念しての放送で、茶道教室の武田先生を魅力たっぷりに
演じた樹木希林さんは本作の公開直前に逝去された映画。

原作はエッセイスト・森下典子による
『日日是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』。
2018年11月に観たときの感想文です。

キャッチフレーズは”季節のように生きる”。

真面目で理屈っぽいが、おっちょこちょいなところもあると
自覚している20歳の大学生・典子(黒木華)。

ある日、母親(郡山冬果)から、
“タダモノじゃない”とうわさのお茶の先生の武田の
おばさん(樹木希林)に挨拶され、その所作に
感動したからと、「お茶、習ったら」と勧められる。

「お茶」には興味が無い典子だったが、同い年で、何にでも
積極的で活発な従姉妹・美智子(多部未華子)からも誘われ、
二人は武田先生の茶道教室を訪ねる。

その日から武田先生は稽古を開始する。
折り紙のような帛紗(ふくさ)さばき、
ちり打ちをして棗を『こ』の字で拭き清める。
(注:「薄茶」用の抹茶を入れる茶器を「棗なつめ」と言う)

茶碗に手首をくるりと茶筅を通し『の』の字で抜いて、
茶巾を使って『ゆ』の字で茶碗を拭く。

お茶を飲み干すときにはズズっと音をたてる。
茶室に入る時は左足から、
畳一帖を六歩で歩き七歩目で次の畳へ……。

と、意味もわからない所作に戸惑うふたり。
毎週土曜、そんなふたりの稽古は続くのだったが…。

「茶道」に疎い私ですが、主人公の典子が
「茶道」と自分の「人生」を重ね、
又、二十四節気で日本の美しい四季を「茶道」の
稽古を通じて物語が展開する形式は
大森立嗣監督の手腕でしょう。

アクション映画大好きの私ですが、
この究極の「静」の映画も、
たまにはいいなぁ、と思ったことでした。

『日日是好日』のタイトルは二人が最初に訪れた
茶室にあった掛け軸の言葉。
最後に典子はこの意味を完全に理解しますね。

武田先生は季節、その時の気分に合わせて掛け軸を
替えていますが、その時々の掛け軸と稽古風景を
見ると、”茶禅一昧”の言葉通り、
茶道と禅の密接な関係が良く解りました。

『日日是好日』、「一期一会」、「雪月花」も
”禅”からの言葉。

チラシにある次のフレーズ、
「雨の日は雨を聴く。雪の日は雪を見て、
 夏には夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。
 五感を使って、全身で、その瞬間を味わう」と、

「茶道」を通して、自然と会話して感じる。
四季がある日本だから味わえる贅沢ですね。

P.S
「日日是好日」は
「毎日が好い(良い)日だな。」と言うこと。
歳を経る毎に、一日一日が貴重な日ですね。
過去は戻らない、明日は判らない、今を楽しく生きるだけ。

YouTubeに有りました。
藤巻亮太 が自身の作詞作曲で歌うのは♪♪日日是好日♪♪
https://youtu.be/tsacG576apE
♪♪最悪と口に出しかけて 喉元にそいつをとどめた
そのナイフを二度も心に 突き立てる必要はない
泣きたくなるような夕日を 西の空が受け止めていた
山火事になるほど熱い 孤独が夜を音もなく
包んでしまったけど 僕はまだここにいる

明かりを消したって心の炎までは 消したつもりはないぜ
日々 日日是好日
夢の向こう側に何が待っていたって 昨日の失敗だって
日々 日日是好日…♪♪



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