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吾喰楽家の食卓

秋刀魚の思い出 

2020年09月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

子供の頃の曖昧な記憶だが、生秋刀魚は、秋にならないと食べられなかった。
“さかり”にならないと高かいから、わが家の食卓には乗らなかっただけかも知れない。
その他の季節は、開きの秋刀魚を食べていた。
冷蔵庫が一般家庭に普及していない時代だから、近年の開きより塩辛かったが、好物だった。

生や開きに関わらず、頭側と尾側の二つに切り、焼いていた。
「一家の主には頭側を出すものだ」と、母は言っていた。
母が娘の頃、尾側が大きかったので、それを祖父へ出したら怒られたという。
大きそうな頭側を父へ出し、子供たちには選ばせ、自分は残りを食べていた。

久しぶりに、秋刀魚の開きが食べたくなった。
母の言葉を思い出し、頭と尾を切り落とし、二つに切ったら、尾側が5gほど重たかった。
戯れに量っただけだが、秋刀魚を同じ大きさに切るのは難しい。
それにしても、当時のことを考えると、今の食卓は何と豊かになったのだろう。

   *****

写真
2020年9月23日(水)の昼餉と夕餉

御礼
「ピーマンと竹輪のきんぴら」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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