メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

北軽井沢 虹の街 爽やかな風

孫娘と雲の上へ 

2011年08月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
食事を屋外でするということは、都会ではほとんど出来ないことだろう。そして、ここでもそれは夏だけの限定であるが、その目的で買い求め広島から持ってきたテーブルと椅子は、ほとんど使うことがなかった。外では蚊が飛んできていやだということが最大の理由だが、室内からでもたっぷりと自然を感じることができ、その必要がないと思うようになっていた。
 
孫娘に朝の食事を外でどうか、と言ってみたらぜひそうしたいというので、今朝は蚊取り線香を4つ使いウッドデッキでの朝食となった。いつものことで妻の朝食は早く5時過ぎには済ませている。私は、孫娘と二人並んでお喋りをしながらの朝食を楽しんだ。緑いっぱいの自然の中で一味違う食事を久しぶりに味わった。
 
人それぞれの家庭の事情や、教育方針があるので、孫娘のことに関しては一切タッチしていないが、来年の中学校進学で私立の中学を受験することになった孫娘は、今受験という大きな試練を味わうことになっている。わずか12歳のときにそんな経験をしなくてもと思う気持ちもあるが、それもまた人生。結果がどうであれ、元気でそれを乗り越えてもらいたい。
 
天候に恵まれ「雲の上」へ向かって出発する孫娘との2日目。愛車ニュービートルの窓を全開し、気持ちの良い風邪を感じて「気持ちいい」を連発する孫娘に、私は、「今日は雲の上でランチだ!」と言いながらアクセルを踏み込む。道中、孫娘はさまざまなことを話す。学校のこと、塾のこと家庭での生活振り、受験勉強のこと、今流行していること・・・等々、私には理解出来ないことも多い。止まることのない孫娘のお喋りにただ頷いたり相づちを打つが、○○をしってる?と質問されても、ほとんど「知らない」と応える。その都度、そのことについて詳しい説明をする孫娘の話は、こちらも気合いを入れて真剣に聞くしかない。これには神経を使い、かなり疲れるのであるが心を許して次々に話しは飛びかう孫娘も、しっかりと宇宙人の血を引いている。
 
万座でトイレ休憩を取り、日本国道最高地点・標高2172mで下車。外は少し寒いくらいだった。渋峠から乗るリフトは、少し不安だったが二人乗りだったので何と言うことはない。
リフトを降り標高2305m横手山山頂にある展望台へ行き記念撮影。天気は良かったが遠くの山々は少し霞んでいてはっきりと確認できない。「雲の上のパン屋さん」は、観光客でごったがえし、並んでパンを買う。標高2172mの国道最高地点や2305m横手山山頂などには興味がなくても、リフトがとても楽しかったという孫娘は、やはり小学生。
 
しかし、帰宅してからが本日のメインイベントになろうとは予測していなかった。
「薪割りがしたい」という娘に誘われて外へ出た。昨日少し薪割りを見せ、自分も挑戦したがうまく出来なかったことが残念でならなかったらしい。真剣な孫娘に、こちらも気分を入れ替え、斧の持ち方・構え方・振り下ろし方を教えるはめになった。しかし、12歳の少女の手に負えるはずもなく、何度か薪に食い込む斧に目を輝かせる孫娘に、私は、割れやすい木を捜しては渡す役になっていた。そして、何度も挑んでいるうちに、食い込んだ斧を何度か打ち下ろして割ることが出来たときの喜びの顔に汗が光っていた。
 
そのうち、台にしていた丸太が割れてしまい、代わりの丸太に取り替える作業になった。古い割れた丸太を掘り起こし、新しい台にする丸太を埋める為にスコップで掘っていると、今度は自分で掘りたいという。ここでは、掘ると石が出てきたり木の根が出てきたりと困難が押し寄せる。
木の根は鋸で切るというと、自分で切りたいという。私のやることに何でも興味があるらしい。
新しいしっかりした台を水平に据えるため、水平器を持ち出して説明をする。一人でやった方がスムーズに出来る作業も、真剣に取り組む孫娘の情熱にこちらもつい真剣になり、考えていたよりも良い結果が得られた。ずっしりと安定した台が出来、今までは台が悪かったので割れなかったのでは?と言い始め、再び薪割りに挑戦するという。
 
男の子であればたくましいと喜べるのだが、その姿は、息子の小さいころを思い出させてくれ、懐かしい心温まるひとときを過ごした。そして孫娘との絆は一段と深まり、夕食のひとときも笑い声が飛びかう和やかな雰囲気に、妻の笑顔も輝いていた。
明日は、孫娘と過ごす最終日。「高原のホームコンサート」は、孫娘にとってまた一つの新しい経験となるに違いない。すやすやと眠る孫娘に、息子や娘の子供の頃の笑顔が思い出され、思わず頬がゆるみ、こみ上げてくる感情に幸せを胸いっぱいに感じることができた。
 
 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ