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投機は緊急情報に左右され、投資は緊急情報に左右されない 

2020年05月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


投機は緊急情報に左右され、投資は緊急情報に左右されない  証券会社に勤務していた頃、私は毎朝新聞 7紙に目を通し、夜も海外の為替や株式市場 の動向に気を配り、仕事が休みの日でも 最低限世界の金融マーケットの情報を得て いました。  自分の感性を常に最前線に置き続けていた わけです。  もし、金融マーケットを揺るがすような大きな 出来事が夜に生じた場合、翌朝、東京マ― ケットが開いたらすぐに対応できるように いつも臨戦態勢でいられるように心がけて いました。  当時の証券会社というのは、それをできない 人は淘汰され、業績をあげることができず、 必然的に収入も少なくなっていくことが宿命 づけられている職場だったように思います。  仮に、自分が寝ている間に「アメリカの大統領 が暗殺された」・・・なんていう噂が流れただけ でも市場は大きく反応しますから、翌朝目を 覚ましたときには既に大きなうねりが起きて います。  噂が本当かどうかわからなくても、株の売買 や為替の売買に携わっている者にとっては、 まずは何らかの行動を取ることが重要に なります。  デマだったらすぐに落ち着くだろう・・・と、 安易に考えて何もしないでいるのは うまくない行動パターンです。  たとえば、1981年3月30日、当時のロナルド ・レーガン/アメリカ大統領が銃撃を受けた時、 為替レートはドル円で211円台から一気に 203円台に急落しました。  レーガン大統領の銃撃事件では、手術の成功ニュースが流れたことで、結果的に為替レート は元の水準まで戻りましたが、それまでは 乱高下を繰り返してボラティリティーが大きく 広がっていました。  噂やデマであっても、マーケットを大きく 揺さぶります。  投機においては緊急情報にマーケットが 左右され、人間も右往左往してしまいがち です。  ・・・・・・・・・・・・・・・・ でも、「投資」においてはそうした「緊急情報に 一喜一憂する」必要がありません。  たとえば、何か事件が起きたり、誰かに不測 の事態が生じた際には、「価格変動」は起きる かもしれませんが、即座に派生利益に変動が 起きることはありません。  地震が起きたとき、不動産の価格には大きな 変動を招くかもしれませんが、「家賃が乱高下 する」ようなことはありません。  まして、噂やデマならなおさらです。  だから、投資では24時間情報監視をする必要も なければ、情報に振り回されることもありません。  投資では、投機ほどハラハラして常時情報収集 に躍起になる必要がないので、いつも気がラクで 平常心でいられます。  投機は緊急情報に左右され、投資は緊急情報に 左右されない・・・というのも、投資を行なう一つの メリットだと思います。  私の著書 2冊+電子書籍11冊お金の教養シリーズ     5冊組織マネジメントシリーズ       4冊ビジネス人生論シリーズ       2冊 (アマゾンの電子書籍読み放題に該当しています)http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC  記事を見逃したくない人はメルマガへどうぞ!■メルマガに登録する     

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