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映画が一番!

雨あがる 

2020年04月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「安倍首相が新型コロナウイルスの感染拡大に備える
緊急事態宣言を近く発令する」との報道。

対象地域は東京や大阪のようですが、
医療提供体制が崩壊する事態を回避するためには
必要な措置でしょう。

生活の私権制限を伴うが、早くしないと
オーバーシュート状態になります。

”不要不急の外出を自粛する”なんて、やさいく言っても
馬耳東風と、病原体を持った人がゾンビのように
ふらりとふらりと出て歩いてもらっていては困ります。
犠牲者は我々、シニアですからね。

今日の映画紹介は「雨あがる」。
BSプレミアムで2020年4月6日(月)13:00〜放送。
2000年(平成12年)1月に観た時の感想文です。

黒澤明監督が山本周五郎の同名小説を
自ら脚色し、 長年映画化を望んでいたが、
完成させることなく亡くなったので
彼の助監督だった小泉堯史が
遺志を継いで映画化した時代劇。

キャッチフレーズは
”武芸の達人だが仕官が、かなわない浪人の三沢伊兵衛と、
その妻たよ。この映画は主人公とその妻の物語である。”。

武芸の達人であるがお人好しの浪人の
三沢伊兵衛(寺尾聰)とその妻のたよ(宮崎美子)。

旅の途中のふたりは、長い大雨で河を渡ることが出来ず、
ある宿場町に足止めされていた。

ふたりが投宿する安宿には、 同じように雨が
上がるのを鬱々として待つ貧しい人々がいた。

そんな彼らの心を和ませようと、 伊兵衛は禁じられている
賭試合で儲けた金で酒や食べ物を彼らに振る舞う。

長かった雨もようやくあがり、 稽古に出かけた伊兵衛は
若侍同士の果たし合いに出くわし、これを仲裁する。

これを見た藩主の永井和泉守重明(三船史郎)は、
伊兵衛に剣術指南番の話を持ちかけた。

ところが、頭の固い城の家老たちは猛反対。
御前試合で判断を下すことになるが、
そこで伊兵衛は、自ら相手をすると申し出た
腕に自信がある藩主の重明を池に落としてしまった…。

本作では夫婦のお互いに思いやりや、
安宿に宿泊している人達が貧しいけれど
助け合って生きる様子を優しい目で描いています。

・・・そして、雨上がる・・・。
晴々とした空、青青とした緑のなか、
再び当てのない旅に出る夫婦。

雨あがりの青空の下を歩く二人を見ると、
見ている私も、晴れ晴れとした気持ちになりました。



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雨あがる

qqqqqqさん

この映画は見終わるとほのぼのした気持ちになります。
宮崎さんの映画での位置もよかったと思っています。

テレビで、かなり以前の放映で藤田まことが演じているものも、この「雨あがる」によく似た内容でした。こんな内容の番組が次々作られたらと期待していますが、山本周五郎でないとだめなのかもしれませんね。

2020/04/06 23:39:56

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