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映画が一番!

羅生門 デジタル完全版 

2020年03月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日、もう一本のの映画紹介は
「羅生門 デジタル完全版」。
日本を代表する映画監督の黒澤明が、
今月、生誕110年と称して、
NHKで2020年3月28日(土) 午後3:10〜放送。

ご存知、芥川龍之介の短編小説 『藪の中』と
『羅生門』を原作に、橋本忍と黒澤が脚色し、
黒澤が監督した映画。

ベネチア映画祭グランプリ、
アカデミー名誉賞(外国語映画賞)を受賞。
野性味あふれる三船敏郎、官能的な京マチ子を
はじめとする出演者の演技、強烈な光と影の映像美も
絶賛された映画。

今一度、モノクロ映像の美しさと、
サスペンスタッチのストーリーに、人間のエゴイズムで
味付けをした展開をお楽しみ下さい。

キャッチコピーは
”ムンムン草きれの藪の中、ギラギラ光る獣慾の眼!
羅生門に雨宿りした杣売りは
世にも恐ろしい地獄を見た!”。

平安時代、打ち続く戦乱と疫病の流行、
天災で人心も乱れて荒れ果てた京の都。

かつては美しい京都の羅生門も荒れ果て崩壊寸前。
そこで、雨宿りする杣売り(志村喬)
と旅法師(千秋実)のところへ、
下人(上田吉二郎)もやってきます。

時間つぶしに下人は、杣売り(たきぎ売り)と旅法師が
関わった事件を聞き出す。

その事件とは、侍夫婦の
金沢武弘(森雅之)と真砂(京マチ子)が通りかかったのに
目をつけた盗賊の多襄丸(三船敏郎)は、真砂に目を付け、
武弘をだまして縛り、妻・真砂を目の前で強姦する。

杣売りは、山の中で武弘の死体を発見。
杣売りは検非違使に届け出て、遺体のそばに市女笠、
踏みにじられた侍烏帽子、切られた縄、
そして赤地織の守袋が落ちており、
そこにあるはずの金沢の太刀、
女性用の短刀は見当たらなかったと証言する。

さて、真相は藪の中。
誰が犯人で、誰が嘘をついているのか?

黒澤明や日本映画が世界で認知・評価されただけに、
改めて観ると、見応えがある映画です。

ところは試写会で、永田社長は
”こんな映画、訳分からん”と
途中で席を立ってしまったとか、
外国で評価されて本作の知名度が上がったと言うのでは、
日本人は…。

製作年、公開 は1950年(昭和25年)。

音楽(早坂文雄)がボレロ調?の音楽で
映像とマッチしているのは不思議です。

P.S
本作を観ると、皆さん、思われるでしょう。
「人間は嘘をつくと」。

国会での政治家、官僚の質疑応答を見ていると、
「嘘」と判っていても「嘘」をつく、
それが「嘘」と判っていて、見ている国民。

芥川龍之介が言うように、”真相は藪の中”。
人間の本性は永遠に変わらないのでしょうね。



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嘘も方便?

yinanさん

ぼてふりさん、今日は〜!

かの、ヒトラー曰く、
”嘘を大声で、十分に時間をかけて語れば、
人はそれを信じるようになる。”と、

多分、嘘を声高に、何度も何度も言ってるうちに、
嘘を言っている本人もいつか本当だと信じてしまうから、
いつの間にか「恥ずかしい」と言う気持ちもなくなり、
臆面もなく嘘をつくのでしょう。

「推定無罪」と証拠隠滅を図り、忖度をしてもらい
「藪の中」へ逃げ込んでしまってしまえば、
何もなかったことになるのでしょうね。

2020/03/29 13:50:02

うそつき

ぼてふりさん

うそつき政府、野党に官僚、そしてマスコミ
近くにはうそつき国家もありますね。

真相はいつも藪の中で眠っています。

この映画は原作を読んでから、しばらくして観た記憶があります。モノクロ映像が却って、独特の怪しい雰囲気を醸し出していますね。
「蜘蛛の糸」「藪の中」などたくさん子供の頃に読みました。

2020/03/28 14:45:14

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