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ニャンコ座リポート

息子が京都にこだわる訳 (11/2) 

2019年11月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 昨日は午後に帰宅して、荷解きをして、少し休んだら、文化祭の搬入&展示作業の後半に間に合うんじゃないかと思っていたのに、前夜ほとんど寝ていなかったのや何やかにやで、私にしちゃ珍しく寝てしまい、間に合いませんでした。すまぬm(__)m
 気のせいか、2回目の調停の後、私が受け入れられない怒りや恨みは抜けたかもしれないけれど、憔悴しきったように見える息子を、色づき始めた京都に置いて、逃げるように帰ってきました。内閣の東京公演があるから残るというのが、自分を納得させる理由です。でも全くやる気は無いのです。命かけていた演劇の。なぜそうなってしまうのか、脳のメカニズムってやつはわかりません。東京オリンピックの新作を書く予定でした。でも書けなくて「ただしヤクザを除く」の再演です。メンバーは息子はゆっくり休んで良い、でも劇団は続けると言ってくれているそうです。
 京都ひきはらっても良いんじゃないかと、幾度も提案しました。でも頑として、京都に住み続けたいと言いはります。どうしてなんだろう。そりゃそうか。18歳で京都に出て、もうすぐ36歳、人生の半分が京都なのです。バイクの後ろに乗せてもらって、「怖いよ〜」と言いながら風を切って走る。まるで京都中の道を知り尽くしているかのように、どこへでも行ける。京都はもう、息子の体の中にしみ込んでいるのでしょう。
 夫婦仲が不協和音を奏で始めた頃、Yちゃんの実家の町に移住するよう勧められても、それがYちゃんの精一杯の愛情だとしても、自分が京都で築き上げた人脈やら地盤を否定されたようで、到底飲めるはずはなく、プライドを傷つけられたと。だから今更その大切な京都を、どうして捨てられようか。それに今北海道へ戻ってしまったら、笑美&笑音と物理的に遠くなって会えなくなることを恐れています。
 多くの人が憧れるブランド京都に、今年は4度も行きました。なのに、このままでは私にとっての京都は、悲しい所になってしまいます。一昨日は無理やり観光をしました。清水坂の喧騒から少し奥まっただけで、そこは明らかに静けさに包まれていました。国の登録文化財 五龍閣の「夢二カフェ」。京都って、こんな建物もあるんです。タイルのトイレには、懐かしの便所サンダルがありました。そうでなくちゃ。カフェのメニューは、売り物になっていました。
 悲しいのに、いくらでも書ける京都。息子は踏みとどまれるのでしょうか。

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