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月誕生日・・・存在の軽み 

2019年10月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:死について

80歳になった今年から、月誕生日を設けることにした。
命日にも月命日があるからいいだろう。
2月16日が誕生日なので、今日は月誕生日というわけである。

もちろん、一人で思って一人で祝っているので、特別なイベントはない。

日頃自制している和菓子(今日は沖縄のチンスウコウ)とあずきアイスを食べた。今日はあいにく午前午後仕事上の来客があったので、仕事をすることになってしまったが、
一日、義務的なことはしないことにしている。音楽とテレビ三昧になる。
ささやか過ぎる祝日だが、私にとっては十分。

山折哲雄の「ひとりの覚悟」読む。存在の軽み(かろみとよむらしい)ということを言っている。死を特別なことにしないということだろう。その例として、芭蕉の「野ざらしをこころに風のしむ身かな」を挙げ、野ざらしは存在の軽みだといっている。

確かに、植物も動物も野ざらしで死んで行く。大自然から見れば、人間も彼らと変わりはないので、野ざらしでいいのかもしれない。



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