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七転八倒の恋愛格闘技「宮本から君へ」 

2019年10月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 真利子哲也監督の映画「宮本から君へ」の予告編を見た時に思ったのは、『これはたぶんガキ向けの映画だな。』と、いうことだ。 大声をあげて自分の好きな女性に告白をする。そしてそれが受け入れられなくても、相変わらず強引に自分をアピールし、好きな女性に興味を持ってもらえるように働きかける。これは、一つ間違えばストーカーになってしまう。そのように一方的な暑苦しい恋愛の話しは、自分向きな話しではないと思っていた。赤江珠緒が司会を務めるラジオ番組『たまむすび』というラジオ番組があり、火曜日は山里亮太が出演している。その番組の「アメリカ流れ者」というコーナーで映画評論家の町山智浩が「宮本から君へ」の映画解説をした。彼が言うにはこの映画は「すごいですよ。壮絶ですよ、これ。で、セックスもすごいんですけども、とにかく魂のぶつけ合いなんですよ。この宮本と靖子の関係性が。もう体だけじゃなくて、口も全部言いたい放題に言いまくる。それで感情をものすごい全部むき出しでぶつけ合う恋人同士なんで、ものすごい消耗するだろうなって思いますよ。」とのことだ。そして共演者の山里亮太の奥さんである「蒼井優」に関して「まあ、すごいですよ。おしりとか全部見えちゃったんで。だから非常に、友達の奥さんのおしりを見ちゃったみたいな……(笑)。」と、言っていたのが可笑しかった。『意外に、”宮本から君へ”は面白いのかもしれない』と思い直して、劇場に足を運んだ。この映画は大当たりだった。顔がボコボコになっても、歯が抜けてもそれが好きな女性を思っての行動の結果ならば、実にカッコイイ!惚れ惚れすると思ってしまった。やれ、イケメンとかロマンチックとかイイ女とか・・・そんなものを吹き飛ばしてしまう物語だった。何度か感動で涙を誘われた、恋愛映画としての面白さが第一なんだろうけど、自分の恋人を犯した拓馬(一ノ瀬ワタル)との対決の場面がすごかった。自分が確実に負けるとわかっている相手に立ち向かう格闘場面のすごさと痛々しさが迫力と共に伝わってくる。 その拓馬の父親役を演じたピエール瀧はやはり適役で、こんな独特な迫力を持つオヤジを演じられるのは、彼しかいない。「コカインや大麻の使用」の犯罪はともかくとして映画界にとってこんなに貴重な俳優をいつまでも眠らしておくのは、大いなる損失だ。はやく復帰させるべきだと思った。主演の池松壮亮(いけまつそうすけ)始め、出ている俳優みんなすばらしくこの作品に命を捧げているのがわかった。まさしく、必見の日本映画と言えるのではないか。結果、予告編の印象がガラリと変わった映画だった。ということは、予告編の作り方に問題があるかもしれない。それと、エンディングの曲もほめていた人がいたが、ぼくとしては映画がすごい熱量と叫びであふれていたので、最後は静かなバラードできめてほしかった。そこだけがちょいと残念だった。   

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