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映画が一番!

博士の愛した数式 

2019年10月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

台風19号は、東海、関東地方を中心に激しい雨を
長時間降らせ、河川の氾濫や、
土砂災害など大きな被害をもたらしました。

幸い、名古屋では大きい被害はなかったようです。
不運にも災難に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

今日の映画紹介は「博士の愛した数式」。
BS-TBSで2019年10月13日(日)22:00〜放送。
2006年1月に見た時の感想文です。

原作は第55回読売文学賞および第1回本屋大賞を
受賞した小川洋子。
監督は『雨あがる』『阿弥陀堂だより』の小泉堯史。

この映画を観ると数字の不思議さに驚き、
数字に魅了されます。
と同時に心の触れ合いに優しい気持ちななりますね。

キャッチフレーズは、
”博士と過ごしたひとときは、私とルートにとって
本当に大切な時間でした”。

新学期、数学教師(吉岡秀隆)は、最初の授業で
何故、ルートというあだ名がついたか語り始める。
それは、彼がまだ10歳の時。
彼の母親・杏子(深津絵里)は、
女手ひとつで彼を育てながら、家政婦として働いていた。

そんな中、家政婦組合から派遣された家へ。
その家には博士の未亡人の義姉(浅丘ルリ子)が迎え出て、
”世話をしてほしいのは義弟です。”と言う。

彼は交通事故で新しい記憶が80分しか保てなくて、
数学と子供と阪神タイガースを愛する
元大学の数学博士(寺尾聰)だった。

博士にとって、彼女は常に初対面の家政婦。
戸惑いながらも、博士を理解していく。
ある日、”君、息子がいるのか?”と聞き、
息子(齋藤隆成)を連れて来いと言う。

息子と会った博士は彼の頭を撫でながら、
”君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず
自分の中にかくまってやる、
実に寛大な記号・ルートだ。”と愛称を付ける。

その日から3人は数字を介して、
温かさに満ちた家族生活を始める。

たくさんの数学の用語が出て来ますね。
ルート、虚数、階乗、友愛数、素数、
双子素数、完全数などetc。

数字も単なる記号でなく、博士の視線でみると
まるで生きているように活き活きと
存在価値を主張して来るのに感動しました。

特にオイラーの公式に博士の愛情を代弁させています。
(映画を見ればこの公式の意味が分かりますよ。)

エンディングに出て来る詩が印象に残ります。
「一つぶの砂に 一つの世界を見
 一輪の野の花に 一つの天国を見
 てのひらに無限を乗せ
 ひとときのうちに永遠を感じる」。
(ウィリアム・ブレイク)
(To see a world in a grain of sand.
 And a heaven in a wild flower,
 Hoid infinity in the palm of your hand.
 And eternity in an hour.)

そう、人は愛されるより愛することを選びますから。
皆さんは”愛する”と”愛される”、どちらがいいですか?



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小川洋子さん

yinanさん

月虹さん、おはようございます!

交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか
持続しなくなってしまう設定はいいですね。

数学は苦手な私には理解不能ですが
数式は美しいと思うようになりました。

この映画を観て、図書館へ出かけて小川洋子さんの
『ブラフマンの埋葬』、『ミーナの行進』等、
一連の本を読んだことでした。

2019/10/14 08:41:26

寅さんメンバー

さん

こんにちは。
この映画、気になってたのですが未見。
機会があれば見たいと思ってる作品です。

大人になったルート(吉岡秀隆)と、未亡人(浅丘ルリ子)の2人が、「男はつらいよ」メンバーですよね。
そう言えば寺尾聡さんも、よく脇役で出演されてました。
見たら懐かしくなりそうです。

2019/10/13 13:57:22

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