メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

楽しい晩年

締め切りという死の覚悟 

2019年09月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:死について

子猫を買ったということに違和感を覚えてそれ以来曽野綾子は読まなかったのだが、また手に取って見るとやはり共感するものが多い。
「締め切り」というのは誰の発明なのだ。優れた発明だ見たいなことを書いているが、確かにそうだ。
大体人間が不満や不幸を感じるのは「自分の思うようにならない」時である。「思うようにならないもの」でも諦める、あるいは受け入れやすいものがある。例えば、天気。運動会のつもりが雨になるとがっかりする。でも仕方がないと諦めやすい。

死も本当はどうにもならない天気みたいなもので、「仕方がない」と思えれば一番いいのだがなかなかそうはならない。そこで死の覚悟などということが出てくる。でも死んだ経験がないから、死の覚悟といってもなかなかピントこない。それで、長い間、死は「旅の終わり」と思うことにしていた。旅の終わりは何度も経験しているからだ。

しかし、旅の終わりより「締め切り」と考える方がよさそうだ。試験時間の終了みたいなものだ。終了時間まで最善を尽くせるし、終了となれば、諦めもつく。

これからは終了時間は就寝時間の10時までとして生きよう。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR





上部へ