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書けないほどの辛さ (4/13) 

2019年04月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ブログには、4月1日以外は原則ウソは書きません。でも隠し事の1つや2つや3つはあります。隠す理由は、恥ずかしい、まだ流動的でどうなるかわからない、書くと説明しなくてはならなくなり面倒だ、書くことで誰かを間違いなく傷つける、心配かけてしまう、非難されるんじゃないかと怖い、単純に口が軽いと思われそうだから、とにかく世の中には知られない方が良いことがあるってことです。でもたいていの人はそんなに強くないから、隠し事を自分だけで抱えると、苦しくなります。本当は言ってしまって楽になり、場合によっては慰めてもらったり、共感してもらったりしたくなります。
 ある本に出合いました。「いつかの涙を光にかえて」〜統合失調症の兄とトイピアノ〜です。ブロ友夏希さんのお知り合いの方が出版した本で、「壊れた家族の再生を、絵・詩・文で描いた、大人のための新感覚絵本」と、帯に書いてあります。作者自身の幼少期から現在に至るまでの道程、心の機微、家族との愛憎が書かれています。
 夏希さんが、「ご家族が精神疾患をもつかたのみならずたくさんのひとがこの本を読んで、あたたかい希望に満ちた優しい気持ちになってくれたらいいなとおもいます」、とブログに書いていたので、私も読みたいと思い、ようやく手に入りました。
 帯にはこうも書いてあります。「話したかったこと、話せなかったこと、今、はなせたこと。」と。
 もう1冊あります。2018年ノーベル平和賞を受賞した「ナディア・ムラド」さんと、ジャーナリスト「ジェナ・クラジェスキ」さん共著の、「The LAST GIRL(私を最後にするために)」です。戦火における武器としての性暴力の根絶に尽力している人です。ISIS(イスラム国)による虐殺と性奴隷から逃れた23歳のヤジディ教徒ナディアは、残された同胞のため、国連などの国際的な表舞台で証言を続け、やがては同郷の人々の希望の存在となっています。「On Her Shoulders(ナディアの誓い)」と言う、ドキュメンタリー映画も作られました。
 恥ずかしいだとか、面倒だとかのレベルではありません。彼女は口を開くたびに、おそらく辛い追体験をすることになるのでしょうが、それ以上に自分の話が、テロリストに対する最良の武器であると気づいたのだと思います。
 ナディアに比べたら、ちっちぇ〜過ぎて笑っちゃえるほどの悩みがあります。でも私には重大です。それを話したところで、聞いた人が優しい気持ちになれるとか、まして世界の平和に貢献するなどありえませんが、いつか書ける時が来ればいいなぁと思っているのです。
 「なつぞら」、今朝も泣かせていただきました。子どもには子供の事情がある。その通り。

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