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椿三十郎 

2019年03月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「椿三十郎」。
BSプレミアムで2019年3月26日(火)13:00〜放送。

先日、紹介した『用心棒』の続編のような作品。
原作は山本周五郎の『日日平安』。

キャッチコピーは、
”何を仕出かすか、ご存知三十郎!
一閃ん、宙に踊る逆抜き不意打ち斬り!”

真夜中の森の中。古びたお堂の中では
9人の若侍たちが人目を避けて密談をしている。

リーダー格の若者が
”次席家老の汚職を城代家老の睦田に告げたが、
意見書を破られ、相手にされなかった”と、
報告し、失望の色を浮かべる仲間たち。

しかし、大目付の菊井様に話してみると、
”共に立とう”と答えてくれたと話すと喜ぶ若侍達。

其の時、アクビをしながら出てきた浪人、
椿三十郎(三船敏郎)は
”岡目八目で見ると、菊井の方こそ危ない”と言う。
その言葉通り、菊井の手勢がお堂を取り囲むが、
三十郎の機転で、難を逃れる。

自分たちの甘さを後悔しながらも汚職を正そうと
”死ぬも生きるも我々九人”と、
悲壮な決意をする若侍たちを見て、

思わず、”十人だっ。お前たちのやることは
危なくて見ちゃいられねえ”と怒鳴りつけ、
一緒に城下へ乗り込むのだった…。

椿三十郎の名のいわれは、
最初の見せ場で、城代家老の妻子を救出する。
助けた城代家老の睦田弥兵衛(伊藤雄之助)の
妻(入江たか子)から名前を聞かれた三十郎は、
隠れた屋敷に咲いている椿の花を見やりながら、

”私の名前ですか。…つばき、椿三十郎。
いや、もうそろそろ四十郎ですが”と名乗る。

さて、十人は、如何にして藩の改革をするのでしょうか?

本作の見所は、チャンバラ!
三十郎が、わずか40秒で30人を叩き斬るシーン。

敵方のボス・室戸半兵衛(仲代達矢)の対決。
三十郎の剣が半兵衛の胸をなで斬りにする。
すると半兵衛の心臓から、
血しぶきが噴水のように噴き出すシーン。

殺陣の見所が多いので”チャンバラ”ファンとしては
見応えのある映画ですね。

もっとも、黒澤監督は
”人を斬る音と、血の噴出を日本の時代劇で
流行させてしまった本家本元は、自分だ”と反省?して、
以後、豪快なチャバラ映画を作らなくなったと言う。

1962年(昭和37年)制作。



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