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アリスのままで 

2019年03月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
「アリスのままで/STILL ALICE」。
BSプレミアムで2019年3月27日(水)13:00〜放送。

次第に記憶を失っていく病にかかった女性の日々を
つづったベストセラー小説を映画化した感動のドラマ。
2015年6月に観た時の感想文です。

主演のジュリアン・ムーアが本年度の主要映画賞と
世界三大映画祭の全ての主演女優賞を受賞した作品。

これまでも、渡辺謙主演の「明日の記憶」とか、
韓国映画の「私の頭の中の消しゴム」など、
若年性アルツハイマーの映画は有りました。

本作はアリス本人の目線で描かれています。
認知症予備軍の私達にも関心がある映画です。

原作はリサ・ジェノヴァの同名小説。

キャッチフレーズは
”もうすぐ私は、すべてを忘れる。
けれども愛した日々は、消えはしない”。

プロローグは大学で教鞭を執る高名な言語学者
アリスの50歳の誕生日を家族と祝うシーンから
始まるのは、何となく不安を感じさせますね。

アリス(ジュリアン・ムーア)は、
医師の夫のジョン(アレック・ボールドウィン)と
3人の子供と幸せな家庭を築いていた。

アリスは他の大学に招かれ講演中に
突然言葉を忘れし動揺するが何とか乗り切る。
又、ジョギング中に自分が何処にいるのか
わからなくなり、異変に戸惑う。

若年性アルツハイマー病と診断されたアリス。
”ガンならよかった。恥ずかしくないから”と
嘆きながら、スマホに”自分の名前は?”、
”家の番地は?”とデーターを入れて、必死に、
ポロポロと抜け落ちていく記憶を
つなぎとめようとするが、記憶は消えていく。

記憶が残っている間に、未来の自分に向けて
パソコンへメッセージ映像を残す。

自分が自分で無くなったアリスが偶然に
このメッセージに行き着き、ファイルを開く。

まだ、しっかりしている頃の自分を見るアリスだが、
見ているそばからメセージを忘れてしまう、今のアリス。

パソコンのアリスが言ったことは、
「2階の引き出しにある睡眠薬を飲んで安らかに死ぬこと」
とのメッセージがあり、実行に移すが、
飲みかけた時にお手伝いさんが帰ってきて失敗する。

この場面は泣けましたね。
少し前のアリスと今のアリスの好対照な微妙な表情の
変化をムーアが渾身の演技で表現していました。
このシーンをぜひ映画館で見て下さいね。

アリスの苦悩と葛藤、
そして彼女を支える家族との絆を描いた映画。

アリスの次女(リディア)がアリスの介護をする。
ラストシーンで詩を聞かせて、何の詩だったかと聞くと、
アリスは「愛」の言葉をかろうじてもらす。

”もし自分だったら、自分の家族だったら”と、
皆さん、考えたことはありますか?

監督のリチャード・グラツァーは企画があがった当時、
筋萎縮性側索硬化症を悪化させており
ワッシュ・ウェストモアランドのサポートを得て
完成させた作品。



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