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吾喰楽家の食卓

本当の日曜日 

2019年03月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

「起きなさい」という女性の声が聞こえ、目を覚ましたが誰も居ない。
夢だった。
直ぐに着替えて、居間のテレビを点けた。
立川志らくの顔が大写しになり、話し始めたところだった。
最近、“演芸図鑑”を、余り見ていない。
日曜日に限って、寝坊してしまう。
土曜日の外泊や、日曜日の外出もあった。
夢の中の女性は、“演芸図鑑”の始まりを、教えてくれたのかも知れない。

紙切りの林家正楽から始まった。
手始めに『イノシシ』を遣ってから、客のリクエストに応じて、『ミミズク』と『龍』を切った。
この師匠、紙を切りながらの喋りが面白い。
ボソボソと喋るので、国立演芸場だと、最前列でも聞き逃すことがある。
その点、テレビスタジオなら、大丈夫だ。
「何を切りましょうか?」「爪を切ってください」など、定番のギャグで笑わせた。

落語は、桂米多朗が『歳そば』を口演した。
古典落語の『時そば』を元に、制作された落語である。
時間ではなく、孫の歳を訊く。
客は一人でなく、二人居て、その遣り取りが、この噺の見せ所だ。

対談は、大津美子だった。
結婚式の定番である『ここに幸あり』の歌手だから、シニア世代なら誰でも知っているはずだ。
最近の結婚式でも、歌われているのだろうか。
驚いたことに、久し振りに見たが、直ぐに本人と分かった。
勿論、ある程度は老けてはいる。
若さを維持するために、色々な努力をしているに違いない。

午後は、“テレビ囲碁トーナメント”を見た。
“日本の話芸”は、三遊亭圓歌の襲名を控えた、三遊亭歌之介が『龍馬伝』を口演した。
日曜日は、見たいテレビ番組が多い。
それらを楽しみながら、のんびりと過ごした。
毎日が日曜日の身分だが、本当の日曜日は、休日を実感できる。

   *****

写真
3月4日(月)の昼餉(根津の蕎麦)と夕餉(金目鯛・鰯・雲丹・菜の花)



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みのりさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

ドンピシャだったので、不思議に思いました。

落語は、月に4回ほど見に行きます。

2019/03/05 14:47:20

みのりさん

不思議な夢でしたね
落語が大好きなんですね

2019/03/05 09:22:48

はまゆうさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

残念でしたね。
歌之介師匠は、鹿児島の出身ですから、九州へ行くことが多いと思います。
次の機会を、期待しましょう。

先代の圓歌とは異なる芸風ですが、面白いですよ。
師匠の口演の後は、座布団返しのとき、前座さんが高座を拭いています。
凄い、汗っかきなんです。

2019/03/05 08:13:00

歌之介さん

さん

圓歌襲名前ということで、1月に宮崎にも来られたのですが、日程の関係で観に行けませんでした。
吾喰楽さんのブログを読んで日本の話芸の再放送を観たいと思ったら、昨日(月)でした。残念!

2019/03/05 07:30:50

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