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ハラハラの集団カンニング「バッド・ジーニアス」 

2019年02月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「自分は今までにタイの映画作品の何をみているのだろう?」と、思い出そうとするのだが思い出せない。ネットで「タイ映画」で検索してアクション映画の「トム・ヤム・クン!」だけは見たことがやっと確認できた。 つまり、それくらいタイ映画には馴染みがない。でも 2017年にタイで公開されたナタウット・プーンピリヤ監督の「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は驚くほどに面白かった。当映画は、タイ・アカデミー賞とよばれる第27回スパンナホン賞で監督賞、主演女優賞、主演男優賞をはじめとした史上最多12部門を受賞している。 都内では新宿武蔵野館でかろうじてやっていたので、2月1日の映画の日に観た。大満足だった。中国で実際に起こったカンニング事件をモチーフに製作された。プーンピリヤ監督は、“カンニング”をテーマにした理由をこう述べている。、 「タイ社会ではよく知られている教育問題だけれど、今まで誰もこのテーマで映画を撮ろうとしなかった。だからこそ、この社会的な問題を完全なエンタメ作品として撮りたかったのです。」と。「脚本にはどのくらいの時間をかけたんですか?」との問いかけに監督は、 「脚本を考える人間は自分以外に 2 人いたので 3 人でケンカにケンカを重ねながら(笑)、1 年半かけて練り上げました。」と茶目っ気たっぷりに返答し、キャラクターに関しては「見ているうちに応援したくなって、ずっと見ていたいと思わせるキャラクターにするようにしました。」と当時を振り返った。学生がテストをしている場面というのは、個人的な世界の中での動作の少ない作業だ。でも「カンニングさせる」、「カンニングをする」という行為が入ることにより、テスト会場の見回りをする教師の動作や洞察力との駆け引きなど、いろいろな想いが交差するので、サスペンス映画のような緊張感が醸し出されていた。 カンニングをしているシーンが本当にハラハラドキドキさせ、マークシートを黒く塗りつぶす鉛筆のドアップの動きが、決められた時間の中で競い合っているスポーツ中継をみているようだった。 カンニングをさせる優秀な生徒は、カンニングを依頼する生徒から大金をせしめる。それは貧乏な『自分と家族』の現実からの脱却を図る為なのか?危ない橋を渡りつつ、カンニング軍団はどんどん泥沼にはまっていく。カンニングをするメンバーの家族背景までが、描かれ、それぞれのキャラクターも味わい深く魅力的なキャラで、なぜか憎めない。物語が始まってすぐに主演女優演じる女子高校生リンの日常における計算能力の非凡さにも驚ろかされる。また、映画に出てくるカンニングのアイデアには、「その手があったか!」と単純に感心してしまう。それだからこそカンニングシーンが忘れられない名場面となっている。    

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