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ニャンコ座リポート
ももことなしの花 (12/7)
2018年12月07日
テーマ:テーマ無し
寒くなってきたので、外作業はもう来春まで一休みですが、たまに、母といっちゃんの物がつまった物置の、何か一つでも片づけ処分できたら、気持ちが軽くなります。地震で入ることすらできなかった物置も、ずい分とすっきりしてきました。
いっちゃんが残した、気が遠くなりそうな旅行資料は、詫びながら処分します。とりあえず捨てられないのは、学級通信や文集や研究会のレポート等です。先生の妻の中には、それらを見事に1冊の本にまとめ上げる人もいます。本来そう言う作業は好きな方なのですが、さすがにそこまでできません。でもいつか、物置の中で、取り出して見られるくらいには、整理したいと思っています。
段ボール箱を開けて中身を確認して、保存と削除に分ける作業が延々と続く中、私自身の短い教員生活の思い出も出てきます。7年間に、産前休暇・産後休暇・育児休暇を除くと、実質働いたのはさらに短いです。5年間音楽専科をやって、結婚した翌年、校長から学級担任を勧められました。子供が欲しかったのと(息子が書いた「名誉男声鈴子」のセリフは、実際の私と校長のやり取りです)股関節が悪いので、体育が教えられないからと、一応お断りしたのですが、事情があって5年1組(42人もいた)の担任になりました。案の定、新学期が始まって1か月後に、息子を授かってしまいました。私はフェミニストですが、こと自分に関しては、半分位で投げ出すことになってしまうのが、複雑ではありました。
でも初めての担任は、楽しかったです。学級通信は「ももこ」でした。産休に入る前日の10月6日まで、33号出しました。桃色表紙の「文集ももこ」も作りました。ももこの由来は、女の子を持てたら「桃子」にしたかったのが1番です。私の本名を知っている人は、苗字にももこをつなげると、すごく言いにくいのがわかるでしょう。生まれたのは、男の子でした。
翌年の12月5日かに職場復帰し、3年4組(34人)の担任になりました。若い産休先生(男性)は、すばらしい人で、正直息子を抱えた私など、遠く及ばないなぁと思っていました。学級通信は「なしの花」(産休先生が好きだったらしい、中野重治の小説。主人公の小学校から中学入学のころまでの生活を題材にとり、20世紀初頭の福井県の農村の姿を描き出した)を引き継ぎました。
すぐの冬休みには、全員に産休先生に年賀状を書かせて、3年生のまとめには、自己申告による全員のギネスブックと、全員が書いた「なしの花」をまとめました。トータルで1年にも満たない学級担任歴の、形に残る物がこれらです。私はそれで、退職しました。
昨日はSoftBankとY!mobileの、4時間半に渡る通信障害がありました。グレイのコンサートに入る人が焦っていました。やっぱり紙チケットでしょ。
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