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私には まだ私を必要とする人間がいるから・・・ 

2018年11月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



父の眼鏡が壊れた。

もう十年以上前に作った眼鏡だから
おそらく目には合っていなかったと思うが
それでも父は眼鏡をかけていないと
落ち着かないようだった。

その眼鏡が壊れた。

なんのことはない。
眼鏡をしたまま寝ていて
フレームの耳に掛ける部分が
取れてしまったのだ。

父は簡単に直るものと思っていたようだが
眼鏡屋さんに持って行くと
「これは無理」と言われてしまった。

しかたがないから新しく作ることにして
昨日眼鏡屋さんに連れて行ったのだけど
どうやっても正しく視力が計れない。

困った眼鏡屋さんは
「眼科で調べてもらった方がいいかと思います。」と言った。

でも父は
「いやぁ,眼科には行きたくない。何でもええから適当に作ってくれ。」と言う。

ますます困った眼鏡屋さんは
「いやぁ,それは・・・ちゃんと視力を調べてからでないと,返って目に悪いから・・・」と
私の顔を見ながら言うので
私は眼鏡屋さんに
そっとこう言った。

「あのね,今までも目に合っていなかったと思うんです。
 眼鏡は精神安定剤みたいなものだから
 それなら度の入ってない普通のメンズでいいから眼鏡を作ってください。」と。

それから
私がフレームを選び
それにuvカットをした度の入っていないレンズを入れてもらって
父に掛けさせると
父は
「これはいい。よう見える。」とにこにこ顔。

なんのことはない
いわゆる「だて眼鏡」だけど
父にとっては
「よう見えるちゃんとした眼鏡」になったようだ。


これもまた
「自分の気持ち次第」なんだなぁと
つくづく思った昨日の出来事でした。


それと気づいたこと
高齢になると
視力が正しく計れない(聞かれていることに正しく答えられない)ようになるんだなぁと
ちょっぴり切ない気持ちになりました。




こういう父(施設には寝たきりの母)がいる私

どうやっても生きなければならんのよねぇ。(ー。ー)


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