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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

カントリー・ジェントルマン 

2011年05月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 
 
昨年の10月25日に「ベアトープ」というタイトルでブログ記事をアップしたが、あれから7ヶ月の月日が流れている。
http://blogs.yahoo.co.jp/yktsp534/61315050.html
 
記憶されている人もいるだろうが、「ベアトープ」はナイフ工房の名前で、ブログをきっかけに知り合った「変な奴(ヘンナヤツ)」が、手作りでナイフを作っている工房だ。
http://www.beartope.com/
 
私は、いつものように現在3冊の本を並行して読んでいるが、そのなかの一冊に山下洋輔著「ピアノ弾き即興人生」がある。その中で著者は「変な奴」すなわち「いい人」であるといい、自分の事を棚に上げ、巧に「変な奴」との交際を書き記している。
私の考えでは、「変な奴」には二種類あって、まったく文字通り「変な奴」に出会うことがある。
世の中にはいろいろな人がいて、誰とでも気があうと言うことはないが、時々、どう考えてもつじつまが合わないまったく「変な奴」もいて、そういう人とはなるべく速やかに遠ざかるようにしているが、もう一方の「変な奴」とは、無性に会いたくなる。
 
遠く離れた見知らぬ地へ移住し、人気のない森の中で生活を始めた私たち夫婦は、「変な奴」の代表格に違いないのだが、ここに住んでみると多くの「変な奴」がいることに気がついた。
しかし、よく考えてみると人は皆、見方によれば一風変わっていてそれぞれの特徴を持ち合わせている。だから、結局、この世の中は「変な奴」の集まりに違いない、とこれまた変な納得をしている自分が、やっぱり最高の「変な奴」に違いない。
 
さて、昨年の10月25日からの経緯もあって、私は彼に一本のナイフを注文したのだが、それができたという知らせを聞き、「ベアトープ」を訪れた。
「カントリー・ジェントルマン」は、その私のナイフにつけられた名前で、新しくその持ち主になる私にピッタリの?ネーミングにご満悦なのだが、妻は「カントリー・ジェントルマン」?
言い名前ね「田舎のおじさん」あなたにピッタリと、解釈が全然違うのには驚いている。
 
以下はナイフの説明であるが、これは少し前に彼から説明を聞いた受け売りであることは言うまでもない。これは、フィックスドブレイドのシースナイフと言って刃とハンドルが固定され、鞘に収めるタイプのナイフである。ナイフの刃の部分をブレードといい、手に持つ部分をハンドルという。ブレードが固定されてシース(鞘)に入れて携帯するシースナイフ対してブレードをハンドルの溝に収納するものをフォールディングナイフと呼ぶ。ナイフは大きく分けてこの二通りのものがある。
 
「カントリー・ジェントルマン」は、ブレードの長さ3インチのドロップポイント・ナイフ。
ブレードの先端部分、つまり、切っ先をポイントといい、ドロップポイント・ナイフとは、ブレードの背の部分がポイントに向けて下がっているタイプで、戦闘的なイメージを抑え、切る削るをメインに多目的に使える。ハンドルはムラサキタガヤサンという木材が使用されている。
シタン、コクタン、タガヤサンは三大銘木と言われ堅いのが特徴でタガヤサンは漢字では鉄刃木と書く。磨き込まれたムラサキタガヤサンのハンドルの輝きは、キリオンと呼ばれるブレードとハンドルの境目にある鍔(ツバ)の真鍮の色とピッタリマッチして美しい。
 
手で握った感覚は、まずずっしりと重く、手の平にフィットして気持ちよく、自然に笑みがこぼれるほどである。牛革製のシースはベルトに通すようにできていて、ナイフを二段構えに収めるように細工が施されている。ナイフはステンレスのフラットバーを削り、ナイフの形を作り、焼きを入れて磨き、ハンドルをつけて出来上がるのであるが、手作りのこの作業には根気と精神力が要求されるに違いない。そして、出来上がった製品一つひとつに、たくさんの愛着もあることだろう。
 
私はこれまでにナイフを持ったこともなく、こんなナイフを手にすることは予想もしていなかった。しかし、この北軽井沢の森の中では、ナイフがよく似合うと同時に多くの用途がある。
春の山菜、そして木の実、キノコとりにも活躍するし、先日読んだブログ友達の記事にもあったが、森の中で箸を忘れていても、木の枝をナイフで削って箸を作るなんて光景を想像するだけでワクワクしてくるのである。その他にも様々な用途があり「ナイフは男のロマン」と言われる所以がここにきて分かるような気がしてきた。
 
ここに来て、チェーンソーで丸太を切り、斧で薪割りをし、丸鋸で板を切ることも覚えた。
しかし、明日からは、北軽井沢随一の「変な奴」がベルトにナイフを携えて出没することになりそうだ。いやいや、私よりも早く「マイナイフ」を手にした友と、お互いのナイフ自慢をする変な光景も見られるに違いない。
 

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