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梅雨入り・チョウザメ・甕口酒(かめくちざけ) 

2011年05月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 
まだ5月だというのに梅雨入りだという気象情報に驚いている。何でも昨年よりも17日早い梅雨入りらしい。昨日、一昨日といただいた薪用の木を整理している。木の枝もそのままいただいているので、枝を落としその枝の先の方の細いところだけを廃棄し、後は大中小の3種類に分けて、長さ30〜35センチに切断し整理する。枝の処理が面倒なのだが、これがまたたのしい。
 
昨日のことだが、いつものようにほぼ同じ長さに切りそろえていると、夕方近くに一台の軽自動車が止まり、一人の男性が下りてきて話しかけてきた。近くで工事が始まっているが、今度は不動産屋の人かと思って応対した。すると、そうではなく、工事をしている人と友達で、近くの自分の土地へ土をもらうことにしたのだと話す。そして、南の方向を指さしながら、あそこの道路向こうに魚の養殖場を作っているという。このたび始まった造成工事は、私の家の東方向に100mくらいのところだが、西方向に500mくらい行ったところに何やら昨年から造成が始まっているのを知っていたので、私は西方向を指さして、あっちでも造成していますね、と言うと、そうそうそこですよ、あっちですと言って笑う。
 
私は「どうやら、また変なオジサンに出会ったな」と思ってしまったが、話しはポンポンと進展して、魚と言ってもそれがチョウザメなんですよ、と言うではないか。え、あのキャビアの・・と私は思わず口を押さえようとしたが遅かった。そうそう、うまくいけばキャビアもとれるかも知れないと話し、チョウザメはいわゆる鮫ではなく飼育ができるのだという。そしてチョウザメはイルカのように立って泳ぐそうだ。肉はとても美味で、チョウザメの泳ぐのを鑑賞しながら食べさせる店を作る予定だという。
 
ところで、これは何になるのですか?と、今度は同じ長さに切りそろえた枝を指して問いかけてきた。私は暖炉を炊くときに、最初は小さい木に火をつけてから大きな木を炊くのだと説明したら、大きく頷き感心したように私の顔を見て、「旦那さん、お酒飲みますか?」という。
どうも、私の顔は酒飲みに見えるらしい。飲むよ、と応えると、私は大笹にいるのですが埼玉出身で、埼玉の美味い酒があるんです。今度持ってきますからという。後で分かったのだが、私の家の前を大型ダンプがひっきりなしに行き来することとなったのだが、そのことのお詫びのしるしに酒を持ってくると言ったのであった。
 
そして今日は朝から雨が降っていたが、大型ダンプが何度も通る。東側の工事現場で積み込んだ土を西側の現場に降ろし、今度は私の家の裏側を通って掘削現場に戻る。つまり、私の家の周りをグルグル回ると言うことになるのだった。めったにこのようなことはないので、大型ダンプの音はやはり気になる騒音であった。
 
昼前に昨日会った大笹のKさんがやってきて、新聞紙に包んだ酒を持ってきた。そしてこれは埼玉の秩父錦の甕口酒(かめくちざけ)ですと、説明を始めた。甕口酒は、もろみの搾り口から垂れてきた何も手を加えないお酒のことで、蔵人しか味わうことのできない最も新鮮なお酒だと、一生懸命説明を続けるが、包みが新聞紙でそれに秩父錦甕口酒とマジックで書かれているのでにわかには信じがたい気がしたが、こんな高級なものを本当にくれるのかと言うと「うん、くれる」と、漫才のような会話になってしまった。
 
先日、薪を持ってきてくれる現場のオヤジさんに酒を進呈したが、今度はもっとスゴイ酒が転がり込んできた。新聞紙の包装をはがしてみると、話しの通りのまぎれもない生原酒だった。
大型ダンプの騒音は気になるが「お酒、もらっちゃったから、文句は言えませんね」と宇宙から聞こえてくる声は、どうやら笑っているようだ。そして「よっぽど大酒飲みに見えるのね」と最後の決定打は鋭い。
 
さて、明日28日の土曜日からアルバイトを再開することにしている。あいにくの梅雨入りで雨模様だが、今月4日以来のことなので、どんな顔をして行ったらよいか、なんだか変な気持ちであるが、久しぶりに会う同僚の顔が目に浮かぶ。
 

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