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恐竜の怖さパワーアップ「ジュラシック・ワールド/炎の王国」 

2018年07月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 フアン・アントニオ・バヨナ監督の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、今までの『ジュラシック・パーク』シリーズの5作目となる作品。バヨナ監督は、生みの親スティーヴン・スピルバーグに「『ジュラシック・パーク』で私ができなかったことをやってのけたと思う」と言われた。バヨナ監督は日本映画にも影響を受けている事を述べている。「日本の古典映画だと、小津(安二郎)とか大島(渚)。現代で言うと、宮崎(駿)とか高畑(勲)。私の前作『怪物はささやく』はとくに影響をすごく受けている気がします。あとは、是枝(裕和)に関しては、一作目から観ていて、とても好きです。とくに子どものシーンの撮り方がすごく好きですね」こうしてみると、思いがけないところで映画を通し世界が影響し合い文化が繋がっていることを認識する。では、『ジュラシック・パーク』シリーズの過去4作品とはいつ、どんな監督に制作されたのか?1.『ジュラシック・パーク』 1993年今から25年も前に作成された作品。1990年に出版されたマイケル・クライトンによる小説が原作。映画監督はスティーブン・スピルバーグ。米国をはじめ世界各国で大ヒット。全世界興行収入9億1469万ドルという数字は当時世界1位の興行収入であった(後にタイタニックが更新)。スピルバーグ映画史上最大のヒット作。2.『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』1997年同じく監督はスティーブン・スピルバーグ。マイケル・クライトンの小説『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』の映画化だが、その内容には原型をとどめないほどの大幅な変更がなされている。そのため、映画公開の際には、原作のファンから強い批判を受けた。もっとも、本作は小説企画との同時進行で制作されており、クライトンから「私も自由に書くから、映画も自由に作っていい」と言われていた。3.『ジュラシック・パーク?』 2001年監督は前2作のスピルバーグからジョー・ジョンストンに変わる。 前2作が「マイケル・クライトンによるSF小説の映画化」という形をとっていたのに対し、この作品では映画独自のストーリーが展開されている。ロゴマークはスピノサウルスに変わった。原点回帰をテーマにしており、背景には「生命倫理や生命の進化・歴史」、人間が「神の真似事」をすることへの批判精神等は、1作目から引き続き受け継がれている。4.『ジュラシック・ワールド』 2015年2015年6月12日に全米をはじめ世界各国で封切られ、オープニング週末3日間の興行成績が、全世界合計で5億2410万ドル(約630億円/1ドル120円換算)という驚異的な数字を記録。それまでトップだった『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』(11年)を抜き去り、堂々の第1位を記録した。 監督はコリン・トレヴォロウ。日本公開予定日は8月7日の予定だったが、世界でのメガヒットを受け2015年8月5日に繰り上げた。 最新作である5作目の舞台はジュラシック・ワールドの惨劇から3年後の世界。ジュラシック・ワールドのある島で火山の大噴火が刻々と迫り、絶滅寸前の恐竜たちを守るため島へと向かうことになった恐竜行動学のエキスパートのオーウェン(クリス・プラット)とテーマパークの運営責任者だったクレア(ライス・ダラス・ハワード)たち。恐竜たちの密輸がもくろまれ、恐竜を見世物にしてオークションを始めていた。そんな恐竜を金もうけの手段としかみない拝金主義の連中達と,恐竜たちを彼らの手から救い出そうとする主人公たちの活躍が描かれている。 映画はまるで恐竜を使ったホラー映画をみているようだった。人間が今まさに恐竜に食べられそうになる危機一髪のところで、難を逃れてホッとすると、その次のタイミングで畳みかけるようにさらに惨劇が起こるという、強弱の絶妙なパターン。CGで作っているとは思えない、恐竜の微妙な動きや口の中の粘液を交えた牙の怖さ。その恐竜に襲われている人間というのは、けっこう残酷なシーンもあり、リアルすぎるのでこれまた目が離せない。 映画はもちろんホラー的な要素ばかりではなく、科学と人間の関係に関しての問いかけも含めている。バヨナ監督は、「現代はテクノロジーの発展が速すぎて人間が追いつけていない状況なので、それを見つめられることが、このシリーズが今必要とされている理由なのではないかと思ったからです。このテーマで考えるべきことというのは、科学が悪いのではなく、科学を悪用する人間が悪いんだということ。そういった善悪の倫理がすごく出てくるんですけど、人類の超えてはいけない一線を描きたかったんです」と言っている。 もう一つ、主人公のオーウェン(クリス・プラット)が、恐竜と向き合い、恐竜が自分を襲おうとしているのをまるで空手の組み手のような恰好でなだめるポーズも前作を見ていると懐かしい。それと、彼と行動を共にするクレア(ライス・ダラス・ハワード)は、目の色が綺麗。さらに胸も大きく着ている服はTシャツのようでシンプルなんだけど、身体の線が時々なまめかしく見えるので、目の保養になるところ。最後は、「これは次回作はゴジラどころではないパニック映画になるのでは?」という期待と不安を残して終わっている。果たしてエキサイティングで面白い今回の映画のレベルの高さを維持しつつ、続編が作成されるのか?注目したいところだ。  

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