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老いてなお

*ふっと少し後ろに人の気配が。 

2018年07月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し


振り向くと、
  小学生だろう男の子が肩から
下げているバッグをじっと見ている。
目が合う。
 
「おじさん、これライオン?」と物怖じしない
口ぶりで声を掛けてきた。

「そうだよ」「ふ〜ん、かっこいいね」
   気分転換でライオンの画が描かれている
バッグを肩に掛けてきた。

「ライオン、好きかい?」「うん」「どこが?」
  「う〜ん、かっこいいもん・・・それに強いから」

「そーか。君何年生?」「3年生」
「塾かい?」「うん、帰り」「勉強できるだろ?」
こういう子の相手はどうすればいいのか全くもってわからない。

「う〜ん・・・」彼なりに見知らぬ大人にどう
返事したらいいのか考えているようだ。
結局「わかんない」と無難な回答。

この間は歩きながらだ。

ご両親が見たら「だめよ、知らない人と話しちゃ!」
と言われるかもしれない。

「しっかり勉強しなきゃ」と自分の小さい頃を
棚に上げて偉そうに。

「うん!」と元気よく、
少しはにかみながらの答えが返ってきた。

またバッグに目が行く「かっこいいね」
「おじさんがかい?」彼は私の顔を見上げ
「うん」と社交辞令の様な返事をして、急に走り出した。

身体に不相応な大きなカバンを揺らしながら・・・。
思わず笑い出してしまった。
若者が怪訝そうな顔をして追い抜いていった。
こんな歌が思わず口元に。

どこかで、聞いたか、見たか、読んだか忘れましたが
     物凄く印象に残ったので書き留めておいた文章。
 
改めて読み返してみると、大人となって以来、子供達とこのような会話を持つたことは結構あったような気がします。

いつもそのまま忘れてしまっていましたが、
   今回は疲れ果てた我が脳に生き生きと蘇りました。

         皆さんにも経験があったと思いまして………..



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子供の好奇心

みのりさん

asiasiさん
 男の子の好奇心ですね
ライオンは確かに強くて
かっこいいですよね
 私も子供達に挨拶をされたら
いい子ねと親の育てかたを
ほめたくなります。
 まだ孫はいませんが
子供は可愛いですね

2018/07/03 19:44:23

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