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吾喰楽家の食卓

図らずも四回に 

2018年04月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立演芸場四月上席を、初日、二日目、五日目の三回見た。
勿論、お目当ては、トリを勤める林家正蔵である。
昨年の四月上席の正蔵も、三回見ているから驚くことはない。
三年前、人情噺の『一文笛』と『蜆売り』を見て以来、好きな噺家の一人になった。
国立演芸場へ通い始めた、翌々月のことだった。

今回、人情噺の『宗みんの滝』を、初めて見た。
正蔵は、職人、旅籠の主人、御留守役、殿様を、巧みに演じ分けた。
特に、温厚な主人が、職人を叱る様は、ぞっとする程の迫力だった。
でも、素晴らしい高座なのに、客の入りが少ないのは、甚だ残念に思っている。
千穐楽までのチケットの売れ行きを調べたら、図らずも四回目を見る破目になった。

六日と七日は、さすがに中央ブロックの最前列は埋まっているが、良い席は残っていた。
八日と九日は、当初から正蔵の休演が決まっていた。
千穐楽の中央ブロック最前列に、今まで三回見て来たのと同じ席だけが空いていたのは、神様が私のために残してくれたとしか思えなかった。
あえて、パソコンではなく、電話受付が始まる十時を待ち、シルバー料金でチケットを予約した。
数時間も待つ間にチケットが売れてしまったら、縁がなかったと諦めることにしていた。

めでたくチケットが取れたので、気分良く、秩父へ蕎麦を食べに行くことができた。
二週間前と同じ時間に蕎麦屋へ着いたが、結構、混んでいて、店主親子の夫婦四人で対応していた。
蕎麦は、いつもの味だったので、前回、食感が微妙に違ったのは、単に茹で時間が長すぎただけかも知れない。
「一年に一回程度しか手に入らない」と店主が云う、天然物椎茸の天ぷらを食べられたことは、幸運だった。
蕎麦と椎茸に満足し、少し遠回りだが、散り始めた長瀞の桜並木を経由して帰路に就いた。

   *****

写真
4月6日(金)の昼餉と夕餉



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ゆりかごの夢さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

国立演芸場の中央ブロックは、一列が八席あります。
今回の公演で、私が三回座った席だけが、空いていました。
行くしかありませんよね。(笑)

前回の蕎麦の味が、微妙に納得できませんでした。
昨日は、いつもの味だったので安心しました。

地元のスーパーで買う豚カツです。
半分を切り売りしているので、時々、買います。

池袋のデパ地下で買う紅鮭です。
この位の大きさが、四切れパックになっています。
切り落としなのに、地元で買うより高いんですよ。
勿論、美味しいです。
中辛を買いますが、それでも、地元の甘塩より塩辛くありません。

2018/04/07 07:56:23

全て、いいなぁ〜

ゆりかごの夢さん

おはようございます。

そうですか、正蔵師匠に四回も!
それならば神様のご好意もあろうかと。

再びの長瀞、再びのお蕎麦、いいですね〜
間を置かずしての訪れも憧れる行動です。

柔らかいキャベツとお肉はカツレツ?
いつも思うのは紅鮭の切り身。
あの厚さ、中はふっくらで美味しそうです。

2018/04/07 07:37:24

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