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吾喰楽家の食卓

二日続きの上席 

2018年04月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

近年、国立演芸場の三月上席は、林家正蔵がトリを勤めるのが恒例になっている。
高座は、開口一番、前座から始まる。
二番手に、名前の由来の通り、二ツ目が登場する。
現在、林家正蔵には、七人の弟子が居る。
真打は林家たけ平だけで、残る六人は二ツ目である。
その六人が、上席の十日間十一公演、交替で出演する。

林家正蔵は、好きな噺家の一人だけでなく、ネタ出しの『宗みんの滝』に興味を持ち、二回見ることにした。
更に、国立劇場は、今月から半年間、歌舞伎の本公演がないことも、影響している。
その間、歌舞伎鑑賞教室はあるが、一幕だけでは物足りないから、何回か見ただけで、最近は止めている。
初日と五日目のチケットを取ったが、その日は、林家はな平が出演しないことを、後日、知った。
何度か、酒席を共にしたことがある噺家なので、急遽、三回目を見ることにした。
国立演芸場には、年に一回しか出演しないので、見ておきたかった。

初日は、林家たけ平と漫才の青空一風・千風が休演、三遊亭司と漫談の“ひびきわたる”が代演した。
二日目は、休演した出演者はいなかった。
交替で出演する二ツ目は、林家たま平が、お目当ての林家はな平に替わった。
前座を含め十組の出演者のうち、四組が異なっていた。
また、続けて出演した噺家も、トリの林家正蔵を別にすると異なる演題を口演した。
だから、上席を二日続きで見ても、飽きることはなかった。

余談漫談の林家ぺーは、少し内容が違っていたが、替えたのではなく、同じ話ができないのかも知れない。
それに対し、奇術のアサダ二世は、奇術だけでなく、話す内容も見事なくらい同じだった。
初日、ロープの結び目が消える奇術では、小さく切れた結び目を投げつけられた。
二日目は、客から借りた千円札を増やす、奇術の相手をさせられた。
他には、コップに入れたハンカチやトランプの奇術があったが、続けて見ていると、ネタが分かってくる。
奇術は、ネタが分かっても、器用に動かす指先と、個性ある話術を楽しめるものだと思う。

二日続きの『宗みんの滝』だが、感想は三回目を見てからにしたい。

   *****

写真
4月2日(月)の演題と奇術(ロープの結び目・二枚に見える千円札)



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ぼてふりさんへ

吾喰楽さん

コメント、有り難う御座います。

私は、昭和の名人と云われた、文楽、志ん生、圓生が好きです。
少し後の時代だと、志ん朝、談志などです。

国立演芸場に出演する漫才師は、若い人が多いです。
名前が通ったのでは、球児・好児やナイツを見ています。

ブログで触れた林家はな平は、福岡の出身です。
時々、地元で落語会を行っていますので、機会があったら、是非、ご覧ください。

2018/04/03 08:57:43

昭和の落語

ぼてふりさん

最近YOUTUBEにて懐かしの落語、漫才をよく見ます
5代目春風亭柳昇にはまっています
ダイマルラケット、いとしこいしの漫才もいい
レオナルド熊のコントが愉快!
本物の話芸があります

2018/04/03 08:06:49

ゆりかごの夢さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

九代目正蔵は、初代三平の長男です。
ご存知かも知れませんが、笑点に出演している二代目三平は弟です。
また、七人いる弟子の一番下である、たこ平は息子です。

千円か一万円と云われたのですが、千円を渡しました。
一万円だと、何か理由をつけて、千円に替えさせられると思います。
相手は、増やすための一万円札は、用意していないはずです。

奇術の相手は苦手でした。
色々、いじられるのです。
でも、最近は平気になりました。
最前列の中央に座る宿命です。

2018/04/03 07:42:31

より楽しく

ゆりかごの夢さん

おはようございます。

林家正蔵さんは三平の息子さんでしたか。

それにしても 本当に 二枚に見えますね。
千円札を貸されたのですか?
参加するのもまた楽しいですね。

2018/04/03 07:12:59

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