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新玉葱のオデン　

2018年03月11日
テーマ：男の料理

数日前、料理番組で新玉葱のオデンを見て、一目惚れした。
多少、材料費は嵩むが、美味しそうだし、何よりも簡単なのがいい。
アサリは高いが、それとて、高が知れている。
他には、新玉葱、茹で卵、蒟蒻、お好みの練り物が必要だ。
アサリと新玉葱だけ買えば、他の材料は揃っていた。

前日、新玉葱を買いに、雨の中、農協の直売所へ行った。
ところが、葉玉葱しか無い。
この辺りは、夏は熱く、冬は寒い地だから、まだ、玉葱になるまで育っていないらしい。
スーパーで、アサリ（熊本産）と、新玉葱（静岡産）を買った。
その晩、アサリの砂抜きをした。

昨日、朝餉の片付けを済ませてから、オデンの支度に取り掛かった。
普通に作れば、簡単なオデンを、朝から始めたのには訳がある。
オデンの煮汁を、アサリで作るのだ。
ダシを取った後のアサリの身で、昼餉は、炊き込みご飯を作ることにしていた。
そのためには、朝からオデンの煮汁を用意する必要があった。

本当は、アサリの茹で汁を、炊き込みご飯に使うと良いのは分かっている。
使わなくても、出来上がった炊き込みご飯は、上々の味だった。
とにかく、水加減が絶妙だった。
最近ほど、炊き込みご飯を、頻繁に作ったことはない。
炊き込みご飯は、碌なオカズが無くても、美味しく食べられるのがいい。

昼餉の片づけを済ませて、オデン種の下処理を始めた。
蒟蒻は、片面に切り込みを入れ、アク抜きをした。
卵は、茹でた。
新玉葱を、塩を加えたアサリの茹で汁で、軽く煮込んだ。
その後、夕餉の時間に合わせ、下処理を済ませた材料に練り物（じゃこ天）を加え、煮込んで仕上がった。

早速、新玉葱から食べたが、中々の味である。
過去に、コンソメ味や和風味で、丸の新玉葱を煮たことがある。
大分、前のことなので、味の比較は難しい。
近日、新玉葱の使い残しを、従来の味付けで、煮てみようと思う。
問題は、今回のオデンのコストパフォーマンスだ。
アサリのコストを、昼餉と夕餉のどちらに含めるかで、その評価は異なる。

　　　＊＊＊＊＊

写真
3月10日（土）の昼餉（アサリの炊き込みご飯）と夕餉（新玉葱のオデン）

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