Desperate Janice

節分 

2018年02月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

今年も極寒の中節分が過ぎた。 

昨日スーパーでは恒例巻きずしが惣菜売り場を占拠していた。恵方巻と称し売り場の壁には今年はどこそこの方角を向いて食べるようにとのお知らせまで書かれている。私も買おうと思って手に取ってみたが、よく見ると巻かれている具の種類がかなり多種に渡っていることに気づく。どれにしようかと迷っているうちに、なぜか自分のテンションがどんどん下がっていくのに気づいた。

売り場に群がる人込みの中、セールスで競い合う気分になってしまったからなのか、たかが巻きずしにその日だけ千円近くを払うことの馬鹿らしさか、それとも炭水化物制限ダイエットをしている自分への警鐘か、あるいはそれらのすべてが無意識のうちに私の手を止めにはいったのか突然興ざめした私は寿司を半ば奪い合う人々から逃れ、ひと気のない魚コーナーでイワシだけを買ってスーパーを出た。

この巻きずし狂騒、競争、今日躁曲…….某コンビニチェーンが仕掛けたものだというのはネット上では通説となっていて論文まで書かかれているが事の真偽は結局のところ誰も明らかにしていないはず。

しかしこうやって昭和、平成からやがて次の時代へ移り、時が10年20年30年100年と経つ中で、「恵方巻」はおそらくその市民権を不動のものとするのだろう。

さてと、私はというと、家に帰りイワシを焼き、家中の窓と言う窓、開口部のすべてを開けては豆をそれぞれ3粒から5粒ずつ投げ、残った豆を数え歳にプラス1した数だけ食べておしまい。恵方を向いて巻きずし丸かぶり!とはかなり雰囲気の違う、地味でめんどくさく、味も刺激的でないこのマイ節分。しかしこれこそ生きている限り続けていきたい大切な、スピリチュアルなアニュアルイベントなのです。



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