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カシアス
パンツを履きなさい
2018年01月08日
テーマ:旅の者(新潟・東京・姫路)
2004年9月、日曜日の夕方、中越地震が起きた。
当時勤務していた会社は新潟市にあり、
敷地内の社宅の3階に住んでいた。
夕方5時過ぎ、風呂に入ろうと衣服を脱いで浴室に入った直後、
いきなりガタガタと揺れ始め、(後から聞くと震度5強)
これはまずいと、浴室を飛び出して台所に出る。
冷蔵庫が揺れて倒れそうなので、あわてて手で押さえた。
上に載っていたビニール袋に包まれた何かが滑り落ちたが、
兎も角、冷蔵庫の転倒を防がなければならない。
揺れが一段落し、ほっとすると、
監視人殿が、私を見て、パンツを履きなさいと言う。
確かに浴室からでて慌てて冷蔵庫を押さえていたのだから、
何も身につけていない。
すなおに、パンツを履き、室内を見回すが、
特段の被害もなさそうだ。
5分後、再度風呂に入ろうと、
再び裸になって浴室に入ったが、先ほどと同じく、
又突然揺れだす。
今度は震度4だったそうだが、
同じように慌てて浴室から出て、今度は直ぐにパンツを履く。
テレビを見ると、中越で震度7の大地震、
新潟市は震度5とのこと。
窓から外を見ても普段と変わったことも無い。
30分ほどして再度、もう大丈夫だろう、三度目の正直だと、
三度衣服を脱ぎ浴室に入り、無事に浴槽に体を沈めた直後、
再々度、揺れだす。
最初はさしたる事もないと思ったが、
揺れがだんだん大きくなり、
湯が波打ち、浴槽から飛び出しそうになる。
浴槽で死ぬのはいやだと思い、前回と同様、浴室から飛び出て、
さっと体を拭き、直ぐにパンツを履いた。
浴室入ると地震が来るらしいので、風呂は諦めて、
テレビで様子を見ていると、
会社から次々と電話がかかり、工場の状況を報告してくる。
結局、炉が2基停止しただけで、特段の被害はない、との事。
会社に一番近い私が風呂とパンツの事を考えている間に、
各部署の責任者が会社に駆けつけて、状況を把握して、
報告してくれたわけで、ただただ感心するとともに、
軽い自己嫌悪に陥る日曜の夕方だった。
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Babanさん
そうそう、余震が頻発する中、
決死の消防隊員が赤ちゃんを助けるのを、
テレビ中継した、あの時の地震です。
新潟で震度5を2回経験し、その後
東北震災の時、勤務地の埼玉では震度5でした。
地球の内部は全てマグマ、
所詮、人類は一瞬の生き物ですからね。
2018/01/08 13:41:38
cacotanさん
新潟勤務は8年半でしたが、
地震が2回、大雨や大雪もありました。
災害の多い土地と、思いましたが、
その後、東北震災があり、日本はいつどこで
何があってもおかしくない・・と思い直しました。
2018/01/08 13:34:31
あの、
赤ちゃんとお母さんが生き埋めになって、日本中がその生死を固唾を飲んで見守った地震の時でしたでしょうか。
「奇跡の子」と呼ばれて。
あの子もいまは高校卒業して、消防士になったことでしょう。
震度5は、とてもじゃないけど、恐怖です。
あの、11年の時以降、なるべく洋服を着たまま寝るようにしています。
2018/01/08 12:45:14