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津和野 永明寺(ようめいじ) 坂崎直盛のこと 

2011年04月10日 外部ブログ記事
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三月末に行った津和野です。
まだ道路脇に雪が残っていました。
この道は県道226号で広島(国道187)から津和野への近道です。
クネクネ道で楽しいですが、夏場は別のクネクネが多いのであまり通りたくありません


津和野城
今回は登城していません。
坂崎直盛が3万石(後に加増され4万3468石)で入城し城の大改修を行ないました。




SLの汽笛が聞こえたので、津和野駅まで急ぎました。
丁度、到着に間に合いました。

あっという間の乗客に囲まれ見えなくなりました。


永明寺(ようめいじ)
山門。津和野城の総門を移築したといわれます。


説明板

森鴎外(森林太郎)の墓。シンプルです。


門を入ると広場になっています。


本堂は巨大な茅葺きです。これは珍しいです。




坂崎(坂井)直盛 墓所

本堂の左手に坂崎直盛の墓所があります。





坂崎直盛
元は宇喜多氏で 宇喜多詮家(あきいえ)と名乗りました。
宇喜多直家の異母弟・宇喜多忠家の長男です。

従兄弟の宇喜多秀家に仕えますが、折り合いが悪く慶長五年(1600)の
宇喜多氏のお家騒動が発生すると秀家と対立し、上杉征伐に秀家の名代として出陣、
関ヶ原の戦いでは東軍に与し、その功績により石見浜田藩2万石を与えられました。

後に3万石(大坂の陣の功で加増され4万3,468石)の津和野城主となりました。
この時、宇喜多の名を嫌った家康より坂崎と改めるよう命があり、
これ以降「坂崎直盛」と名乗るようになりました。

坂崎直盛は、入城後、城の整備強化を図り、灌漑用水路の建設、鯉の養殖、
紙の増産を企図して楮5万本を植林するなど民政安定へも尽力しました。

津和野の発展の基礎を作ったといえます。

名君のようですが直盛は面目を潰されるのが死んでも嫌な性格でした。



千姫事件

大坂城落城の際、家康の千姫を救出した者千姫を結婚させるとの言葉を受け
直盛が、顔に火傷を負いながらも千姫を救出したが、千姫が醜い直盛と結婚を嫌がり、
結局美男の本多忠刻と結婚することになったので、
これを恨んで輿入れの行列を襲って千姫を強奪する襲撃計画を立てた。

というのが講談や小説の話でしたが、

現在では大坂城で直盛が千姫を救出した話自体が疑わしいとされています。

実際には堀内氏久という豊臣方の武将に護衛され直盛の陣まで届けられた後、
直盛が秀忠の元へ送り届けた、というのが真相らしいです。

千姫と結婚するのではなく、嫁ぎ先を探すのを頼まれたのが真相らしいです。

直盛が公家との間を周旋し、縁組の段階まで話を進めていたところに、
突然、本多忠刻との縁組が決まったため、面目をつぶされた直盛が千姫奪回計画を立てたと言われます。

幕府に露見し一族によって自害させられ、幕府から主人を誅するとはけしからんということで 断絶となった説
柳生宗矩の諫言に感じ入って自害した説もあります。
いずれにせよ坂崎家は断絶になりました。


'その前にも直盛は大名三家を取り潰しに追いやっています'

慶長十年(1605)直盛の甥・宇喜多左門が人を討って逃走し(直盛の寵童を奪った説も)
伊勢安濃津(津)7万石の大名富田信高の許に身を寄せた。

直盛と信高は縁戚でした。
信高の妻は宇喜多忠家の娘で直盛とは兄妹(姉弟説もあり)にあたります。

直盛は信高に談判に及び信高行方知れずだと答えた。
江戸でも秀忠に再び訴えを起しますが、証拠がないのでが却下されました。


慶長十三年(1608)信高は加増されて伊予板島(宇和島)10万1千石に転封となった。

左門は信高のもとで身を隠くせなくなり、信高と親しかった日向国延岡藩主高橋元種のもとに逃げていました。

左門の家臣の一人が、左門を裏切り直盛に帰参を願い、左門と信高の妻との手紙を、
信高が左門を匿っていた証拠として直盛に提出しました。

直盛は再度幕府に訴えを起し、慶長十八年(1613)10月江戸の秀忠の前で直盛と信高の直接対決となった。

この結果、直盛の勝訴となり、訴えられた信高と元種は改易となった。
なぜか信高の弟の下野佐野藩主佐野信吉も連座して改易となりました。


津和野の町。
掘割の鯉はかなりメタボです。



SL 石炭搭載中


この日は大変寒く徳山方面に下る途中雪まで降りました。

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