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官能とだまし合い『お嬢さん』 

2017年07月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


◎「お嬢さん」2016年 韓国監督: パク・チャヌク原題; Ah-ga-ssi出演者: キム・ミニ、キム・テリスッキ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン 何をもって「変態」と定義するかは難しいところだけれど、この映画の印象を一言で表すとすれば、『変態的な人物がうごめく世界をこれだけ面白く表現した作品は見たことがない』ということ。またスレンダーで綺麗な体をした女性の二人の濡れ場が、とてもエロティックに美しく撮れている。?1930年代、日本統治下の朝鮮半島。詐欺グループに育てられた少女スッキは、伯爵と呼ばれる詐欺師から、ある計画を持ちかけられる。何にも知らなくてお屋敷の敷地内から外にも出たことがないような金持ちの令嬢・秀子に近づき誘惑し、結婚後に財産をかすめとってしまおうとの事。そのお膳立てを整えてもらうために、まずはメイドとしてスッキにお屋敷で働いてもらう。 スッキは、お嬢さん・秀子の面倒を見つつ、最初はお屋敷の豪華ぶりや、秘密めいた屋敷内の雰囲気を探索していた。ここで働く目的は、詐欺師と彼女を結婚に結び付けさせる役割。しかし、秀子が少しずつ彼女に心を開くようになり、スッキは秀子に心身共に惹かれてのめりこんでいくのだった。?この映画は、イギリスの人気ミステリー作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案に、『オールド・ボーイ』の監督・パク・チャヌクが作成している。当映画は映画の賞をあふれんばかりに取りまくりで、世界の映画賞において、100近い結果を残している。「他のめぼしい映画にも少し分わけてやれば?」と言いたくなるほど。 この小説の作者。サラ・ウォーターズは、レズビアンのミステリー作家。2004年に当映画の原作の『荊の城』で、宝島社の「このミステリーがすごい!」で1位を獲得している。 パク・チャヌク監督は、イギリスのBBCですでに原作がテレビドラマ化されていることを知り、本作の設定を1939年の朝鮮半島に置き換えた。原作はミステリーなので、この物語も1回だまされ、もう1回だまされのだまされ快感が癖になる物語。 ところで、役者は韓国人なのに、せりふは日本語で、かなりがんばってはいるのだけれど、どこか不自然な点を感じる。でも、日本人でないから、あんなに日本語で卑猥な言葉を大きな声で堂々と言えるのかもしれない。韓国美人の女性の口から、卑猥な日本語の連呼をとても気持ちよく聞けるのは、不思議で貴重な体験かもしれない。?映画は監督で決まるものではないけれど、『オールド・ボーイ』は大好きな映画でさらに同じ監督の『渇き』も面白くて、トドメはこの『お嬢さん』という映画。ここまで、楽しませてもらえば、パク・チャヌク監督の次作が気になるところで、また新たな変態的な世界観で圧倒してほしいものだ。 

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