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吾喰楽家の食卓

土用の丑の日 

2017年07月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

江戸の町では、師走の中旬から大晦日まで、各地で市が立ったそうである。
正月飾りが、この市で売られた。
貧しい庶民は、それらが捨値で売られる、大晦日の市を利用した。
売る方としては、それでは困る。
早く買って貰うために、「一夜飾りは縁起が悪い」と、云いふらしたという。
一夜飾りを忌むのは、業界の思惑に乗せられた結果だ。

バレンタインデーも、似たようなことが云える。
この日に女性から男性へチョコレートを贈る風習は、戦後の日本が起源らしい。
製菓業界が、チョコレートの売上を伸ばすために、思い付いたのだという。
これに味を占め、次に考えたのが、ホワイトデーだ。
現役時代、私は義理チョコを含め、多くのチョコレートを貰った。
毎日が日曜日の身分になった今、業界に貢献が出来ないでいる。

日本橋の本社に勤務をしていた時、事務所の前に鰻屋があった。
今は、建物が建て替えられ、昔の面影は全くない。
カウンター席だけの小さな焼鳥屋みたいな店で、仕事帰りに鰻を肴に飲んで帰ることもあった。
昼は、鰻丼専門の飯屋に替わり、よく利用していた。
定食屋よりは少し高かったが、独身貴族の私には、全く気になる額ではなかった。
若い頃から、散々、鰻を食べて来たからか、今は、高い鰻を奮発して食べる気は全くない。

昨日は、土用の丑の日だった。
この日に鰻を食べるようになった謂れは、色々あるようだが、平賀源内が関わった説が知られている。
当初は、“う”から始まる食べ物なら何でも良く、瓜、梅干、饂飩、馬肉、牛肉なども食べられたらしいが、鰻の慣習だけが今に残ったようだ。
栄養事情が良い近年、鰻が夏バテ防止に如何ほど貢献しているか、はなはだ疑わしい。
当てもなく、スーパーへ行ったら、店先に沢山の鰻が並んでいた。
自分でも理由は分からないが、業界の思惑に乗せられる気になり、国産鰻の白焼を買って帰った。

   *****

写真
7月25日(火)の夕餉



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ひなたさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

早寝したら、目が覚めてしまいました。

同じ価格で、輸入物なら長いのが買えました。
最近、この種の物は少量で足ります。
たまのことですから、奮発しました。
清酒が美味しく飲めましたよ。

2017/07/27 01:57:29

白焼

ひなたさん

鰻の蒲焼きはタレをつけて焼いたものしかないと思っていました。若い頃務めていた職場の上司の奥様が浜松の出身で、白焼が最高に美味しいからとお土産にいただいてから、その上品で香ばしいお味の大ファンになりました。

とはいえ・・高価ですものねー。美味しそう・・・

2017/07/27 00:01:10

ワイン.スキーさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

初めまして。

何れも、諸説ある中の一つだと思います。

でも、一夜飾りなど、ありそうなことですよね。
年が明けてからは、正月飾りなど、誰も買いませんよね。
ですから、大晦日の捨市で叩き打った。

2017/07/26 17:31:07

知らなかった

さん

知らなかった〜。一夜飾りのいわれ。「う」のいわれも

一つ賢くなりました

2017/07/26 17:03:07

みのりさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

トラさんでは、ありませんよ。
吾喰楽です。

白焼は、さっぱりした味で、清酒によく合いました。

2017/07/26 12:08:02

土用の丑の日

みのりさん

トラさん

 土用の丑の日
この日のウナギがおいしそうですね
私は10日ほど前に食べたましたので昨日は食べていません

2017/07/26 09:37:30

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