人間観察そして恋そして小説も

219話 それはできません 

2016年12月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

あらすじ    登場人物紹介  目次   「もしあなたの話が全て真実として」   歌麿は指で顎を掴むと   「もう湯川博士を捕らえても無意味じゃないの ですか。勿論犯罪者を捕らえる美里さんの職 務は別にして、地球の破壊を元に戻すことな ど・・・」   言いながらも歌麿の瞳が光った。何かを思いついたのだろう。   「ひょっとして、美里さん、あなた・・」 「そうです、唯一残された方法がそれです」 「そんな事可能なのですか?」 「理論上は」   また、美里の表情が曇った。   「試した事はないと」 「勿論です。タイムマシンそのものがつい最近発 明されたばかりですから」 「ちょっと、あんたら何二人で盛り上がってるの よ、私にもわかるように説明してよ」   杏が割り込んできた。その杏に歌麿は、自分で自分の言葉を確認するようにゆっくりと話し始めた。   「タイムマシンで過去に戻り、爆破そのものを中止 させる・・」 「それはできません」   歌麿の話を美里が遮った。無理無理と首を振っている。   「確かに過去に戻り、湯川達が設置した起爆装置 を取り外せば、あるいは取り付ける前に逮捕す れば地球の爆破は止められるかもしれません、 でもそれは無理です」 「無理?でもあなたの計画は、それじゃないので すか」   懐疑的な歌麿の視線をよけながら美里は話を続けた。   続話→   にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ      

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