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吾喰楽家の食卓

当面は最後の千穐楽(追記あり) 

2016年10月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立劇場の『三日目の会』に入り、10月から来年の3月まで、歌舞伎公演の三日目のチケットを確保してある。
『仮名手本忠臣蔵』の10月公演は、前立腺の生検は決まっていたが、入院する前なので行くことができた。
でも、11月以降は、どうなるか分からない。
その会は7月の申し込みで、病気が発症する前のことになり、如何ともしがたい。
それとは別に、千穐楽にも同じ公演を観て楽しんでいる。
こちらは、公演の前の月に、その都度、購入している。
昨日は10月公演の千穐楽だった。
チケットの発売日に、生検のことが決まっていたら、千穐楽は諦めたであろう。
幸いなことに、退院後の経過は良好で、チケットを無駄にしないで済んだ。

昨日、東京へ向かう途中、義妹から電話が掛かってきた。
電車の中だったので、電話には出ず、何日に決めたのかLINEで訊いた。
実は、義妹は千穐楽の三日前に『仮名手本忠臣蔵』を観ている。
頼まれて、チケットを購入してあげた。
当初は10月だけと云っていたのに、10月を観たら11月も観たくなったのである。
8月に、“あぜくら会”の会員特権で、3ヶ月通しでチケットを買えるので勧めた。
ところが、10月だけで良いと云うので、そのようにしたのにも拘らずだ。
電車の中で、スマホを使い、義妹が指定した日のチケットを購入した。
運が良いことに、今頃なのに良い席が取れた。
多分、キャンセルが出たのだろう。
11月を観たら12月も観たいと云うかもしれない。

今回は同じ公演の二回目だから、余裕で観ることができた。
カタログをよく読んでいたから、台詞が前回より良く解かった。
今回は三階席の最前列中央だから、舞台全体が良く見渡せた。
特に幕開けや、切腹の場面が良い。
『三日目の会』のドブで観る迫力こそないが、それとは違った趣がある。
何しろ、安いのがいい。
切腹の後に焼香する場面で、抹香の香が漂ってきた。
席は舞台正面の高い位置なので、その煙が昇ってきたのだろう。
お蔭で、臨場感を味わうことができた。

話は前後するが、今回の公演は午前11時開演である。
開演10分前、口上人形が配役を紹介する。
だから、遅くとも10時半までには、劇場に着きたい。
そうなると、昼餉を食べられる店が限られてしまう。
弁当を持ち込むことも考えたが、その時間だとデパートで買うことができない。
コンビニ弁当は嫌なので、少し早いが立ち食い蕎麦屋へ寄ることにした。
天丼とたぬき蕎麦のセットが、ワンコインである。
蕎麦はコシがあるのを通り越し、硬いと云った方が相応しい。
好き嫌いは分かれると思うが、悪くない。
天ぷらは今一だが、値段を考えると文句は云えない。

   *****

写真
10月27日(木)の昼餉と国立劇場の玄関前

※今日、泌尿器科を受診し、生検の結果を聞いて来ました。ガンではありません。詳細は、明日のブログに載せます。ご心配をお掛けしました。



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シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

歌舞伎や落語などを楽しんでいると、世俗のことは全て忘れてしまいます。
別に、現実逃避しているつもりはありませんが。

ご心配をお掛けし、申し訳ございません。

2016/10/28 20:27:25

穏やかですね

シシーマニアさん

毎日、どきどきしながら、吾喰楽さんのブログにアクセスしています。

ご本人が最も、穏やかな気持ちでいらっしゃるようで、逆に励まされる程です。

2016/10/28 19:51:10

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