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心の軌跡

うれしくもあり 悲しくもあり・・・ 

2016年10月27日 外部ブログ記事
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昨日

夫と母の所に行った。

毛布に椅子に冬用の服にお菓子に・・・

たくさんの荷物を持って。


母はお風呂に入っているとのことで

部屋で待つこと20分


きっとまた「あんたなぁ,私をこんな所に捨てて・・・」と

目を三角にして言われるだろうなぁと覚悟して待った。


「娘さんが来てくれているよ。」と

部屋の外でスタッフの人の声がした。

続いて

「あぁ,ほんとう。」と穏やかそうな声が聞こえたので

部屋から顔を出してみると

母は気持ちよさそうな顔をして

車椅子に座っていた。


「お風呂に入っとったんや。」という母の頭を

「きれいになったねぇ。」となでると

とても穏やかそうな表情を浮かべて

頷いた。


それからいろんな話をしたが

私を責めるような言葉は

出てこなかった。


その代わり

「この前,家の近くまて行ったんや。でも犯人がいて・・・」と

奇妙な話をするので

「犯人て誰な?」と聞くと

「人さらいやわ。恐いんや。」と真顔で言うので

「ほんとぅ。それは恐いなぁ。」と

話を合わせておいた。

それから公園に置き去りにされたとかという話も。


病院から老健へ,そこからグループホームへと

いろんな所に連れて行かれたということが

母の恐怖になっているのかなぁと

心が痛んだ。


「まぁ,ちょっとは(ここに)慣れたけど,それでも時々寂しくなるんや。」と目を潤ませて

でも

「連れて帰れ。」「ここはいやや。」ということは口にはしなかった。


ホームの人も

やさしく接してくれているようで

以前のように

虐待されたとか意地悪されたとかも

言わなかった。


「もう帰るね。」と言うと

「うん。」と頷くので

手を握って

「今日は前のように穏やかに話ができてうれしかった。またね。」と言うと

「またね。」と穏やかに言葉を返してくれた。


今飲んでいる薬が効いてきたのか

私たちがしばらく行かないことで

自分の今の状況を受け入れたのか・・・


もう二度と穏やかな母には会えないと思っていたので

とてもうれしかったが

それと同時に

こんな母を見ると

母が哀れに思えて

辛くてしかたなくなってしまう。


暴言を吐く母には

嫌悪感しか抱けなかったのに

以前の母に戻ると

それはそれで

「母をこういう境遇においてしまっている。」という

自責の念が湧いてしまう。


結局

どこまでいっても心は晴れることはないのだと

つくづく感じた

昨日でした。( 。-_-。)



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