梵天

十一面観音立像 

2016年03月01日 外部ブログ記事
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十一面観音立像(じゅういちめんかんのんりゅうぞう) 1軀

   道明寺(大阪府藤井寺市道明寺) 平安時代(10世紀)

   木造 像高98センチ  蓮肉厚さ9.3センチ


この尼寺は古く推古年間(592〜628)に聖徳太子が創立したものであるが、その際、土地の豪族土師(はじ)氏が自分の邸宅を提供したという。初め土師寺といったが、天応元年(781)道明寺に改められた。土師氏は菅原道真の祖で、道真の叔母覚寿尼が入寺してから道真はしばしばこの寺を訪れ、元慶4年(880)に十一面観音を自ら刻んだと伝えられている。             
像は頭頂の仏面から足下の蓮肉までのほとんどを檜の一材で彫る。瞳には黒い石をはめ地髪(じがみ)に彩色の跡が残るが、他はおおむね素木のままの、いわゆる檀像(だんぞう)の式にならっている。豊かで、しかもしまった肉どり、均整のとれた姿、形のにぎやかな天衣(てんね)や裳、荘厳刻む刀技はまことに功級で、写実と装飾性を兼ね備えている。形制は唐代あるいは奈良期の風を伝えるが、面相には和様のつつましやかさを示す。制作時期は様式からみて10世紀と考えられている。

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