梵天

良弁僧正坐像 

2016年01月31日 外部ブログ記事
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       良弁僧正坐像(ろうべんそうじょうざぞう) 1軀


    東大寺 (奈良市雑司町)  平安時代(11世紀)
      木造 像高92.4センチ
 
良弁僧正(689〜773)は近江の人(あるいは相模の人とも)といわれるが、若くして義淵について法相・唯識(ゆいしき)を学び、東大寺の前身である金鐘寺(現在の東大寺法華堂とも伝える)を開き、また東大寺の創建に尽くし、その開山(かいさん)となった。宝亀4年閏11月16日寂。『東大寺要録』によると寛仁3年(1019)に初めて忌日の法要が営まれたとあるので、開山堂(国宝)や本像が造られたのはそのときとみられている。
この像は一木造り(いちぼくつくり)の彩色像で、八角の厨子内に安置されているが、古来特別な場合を除いては開扉されなかったので彩色も比較的よく残っている。僧正の意志的な面相は写実的手法で巧みに表現されている。左肩から袖口にかけての衣文(えもん)はかなり強いものであるが、全般的にはむしろ浅く装飾的に、穏やかに刻まれている。なお手に持つ如意と座側の錫杖(しゃくじょう)は増正が生前使用したものと伝えられる。現在、この像の開扉は毎年12月16日の開山忌だけに行われる。

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