栗 | ナビトモブログ「自然と共に」の記事

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栗　

2016年09月28日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

山里の秋は食べ物が沢山あります。
柿、ポポー、無花果、栗、黒豆、ピーナッツ、サツマイモと次々に収穫となります。
我が家の栗は老木なので未だ収穫の時期ではありません。

夕方に散歩をしていると道端に栗が落ちています。
この栗はいつもお世話になっている家の物です。

毎年、秋の収穫祭の時には栗のおはぎを作って持って来て下さいます。
栗１００％で作っているので市販品では味わえない美味しさがあります。
旦那さんと友達なのですが、ここ数年前に身体が不自由になり、奥様も日々の生活が大変です。
栗を拾う余裕が無いのだろうと思います。

しかし、放っておくと夜には動物が来て食べられてしまいます。
そこで、散歩を中断して栗拾いをすることにしました。
長靴に履き替え火ハサミでイガを割って栗を取り出します。
中腰での作業なので少しの作業で腰が痛くてたまりません。
一応、栗林全部を廻って拾い、持ち主の家に持って行きます。

夕飯の支度をしている奥様に「栗を拾って来たよ！」と云うと
「ご苦労さん、大阪に持って帰って食べて！」との事
「こんなにいっぱい食べきれない！」と云うと「そしたら配って！」と受け取る気が全くありません。

要らぬ世話をしてしまったかな？と思った瞬間、「未だ走りで、旬がきたら拾うから大丈夫！」と笑顔です。

結局、拾った栗は全部頂いてしまいました。
栗だけではありません。椎茸の原木や竹なども勝手に貰って良いことになっています。
都会では近所付き合いが希薄ですが、田舎は人情があって良いですね。
改めて感じる一日でした。