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十兵衛の奮闘記

立山曼荼羅探求の旅の話でござる。 

2016年08月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

先週の8月5,6日に手前は、富山の立山に夏休み旅行を致したのでござる。いつも休みのようなので、わざわざ「夏休み」と断ることもないのだが、遠出であり、なんとなく夏休みという気分であったのでお許し願いたい。「何故富山へ?」と申すと、地獄絵解きでお知り合いとなった大学の先生の「地獄の絵と語り」の講演会が富山であり、又、立山の麓にある立山博物館で地獄の特別展「閻魔の眼光」が開催されているので、立山曼荼羅の世界を探求するには、絶好の機会だと思い、思い立って北陸新幹線で富山に向かったのでござる。5日の昼頃立山の登山口の集落にある立山博物館に着き、さて入場しようとした時一つだけ残念なことがあったのでござる。それは何かと申すと、70歳以上はすべての施設の入場が無料となるのに、手前は8月8日生まれなので、あと三日足りなかったからでござる。(お蔭様で、現在手前は古希となり、「デンワキ」?!となりましたが)博物館の展示は、立山の自然・歴史と立山信仰を非常にわかりやすく紹介しており、又、特別展では、閻魔像や立山曼荼羅などを真近で見ることが出来、大変興味深く勉強になったのでござる。その後、テーマパークのような「まんだら遊苑」を散策し、立山曼荼羅の世界とあの世の疑似体験を致したのでござる。途中、昔立山登山が女人禁制だった時、女性がこの橋を渡れば極楽往生出来る「布橋」を渡ろうとしたところ、突然野生のカモシカに遭遇したが、これぞ正に阿弥陀如来の化身の出現ではないか?!と思ったのでござる。その後、雄山神社や旧宿坊を訪ねたあと、近くにある亀谷温泉の白樺ハイツで宿泊し温泉に浸かったのであるが、湯上りの一杯は、正に『極楽往生』そのもので、これも閻魔様のご縁のお蔭と感謝した次第でござる。翌日の6日の午前中、曼荼羅の舞台となった立山の景観を眺めるために、立山駅よりケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂平に向かったのでござる。途中バスの中から、日本一長い滝「称名滝」も眺めることが出来、一時間ほどで、室堂平につき、極楽浄土である素晴らしい立山連峰を望み、その後遊歩道で、地獄展望台であるエンマ台に行き、火山ガスの出ている地獄谷を展望し、立山曼荼羅の極楽と地獄を同時に覗いたあと、直ぐにとんぼ返りで、午後の講演会場に向かったのでござる。講演会は、日本中世文学が専門で、特に地獄絵に造詣の深い明治大学兼任講師の田村先生が『地獄の絵と語り』という題で、古代から近世までの地獄の絵と語りを解りやすく解説して頂き、手前の地獄絵解きに役立つような内容でござった。講演会後、富山に住んでいる大学時代の同窓生と富山駅前で、2時間ほど一杯やりながら、昔話で旧交を温めて、帰途についたのでござるが、かなり呑んだようで、新幹線の中では爆睡してしまい、東京駅に着いた時に、清掃人に起こされ、周りを見たら誰もおらずビックリし、終着駅だったので救われた次第でござる。(完)?

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