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海の日 

2016年07月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

バブル景気に湧いていた頃の話である。
日本の長時間労働が、国際的な問題になっていた。
わが国の類まれなる経済発展は、他国ではあり得ない「長時間労働の賜物だ」というのだ。
批判に対応するため、それまでの週48時間労働を、週40時間労働へ移行させた。
今では当たり前になっている、週休2日制のことだ。

更に、年間労働時間を短縮させるため、国民の祝日を増やした。
その一つが、『海の日』である。
祝日法では、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを、趣旨にしている。
『海の日』を、国民の祝日にしている国は日本だけらしい。
制定当初は7月20日であったが、連休を増やす目的で、7月の第3月曜日に変わった。

国民の祝日の中には『天皇誕生日』のように、曜日で決められないものもある。
ところが、製造業に多いのだが、生産効率を上げるために、国民の祝日を週初めや週末に移す企業がある。
勤めていた会社でも、このことは行われたが、私は反対だった。
国民の祝日なのだから、国民が揃って祝うべきだ。
また、労災が発生した場合、開いている医療機関が少ないので、対応に苦労する。
学校が休みなのに、子供とのコミュニケーションが取れない等の問題もある。
富山で、子会社の経営を任されていたときは、持論を通し従業員から歓迎された。

今年は、今日(7月18日)が『海の日』である。
ところが、曜日を指定した国民の祝日は本来の趣旨が薄れ、単なる休日の色彩が濃くなるという問題点が指摘され始めた。
かく云う私、今日が『海の日』ということを、昨日、気が付いた。
そして、現役時代を思い出したという次第だ。
今は、毎日が日曜日の身分だから、国民の祝日が何時でも構わない。

   *****

写真
7月17日(日)の昼餉と夕餉



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