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どうしようもない男 

2011年01月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

最近、とても気になる青年がいる。それは嬬恋村にも何人かいるが、ここに山荘を持っている数名の青年たちもしかり。それに加えてまだ会ったことのない原伸介という男である。
 
昨年6月22日のブログで彼のエッセー「七輪の前の神さまごと」を紹介しているので、よかったら見ていただきたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/yktsp534/60874449.html
 
彼は、Japanist(ジャパニスト)という雑誌にエッセーを連載しているが、その第4回のタイトルが「どうしようもない男」。
昭和47年生まれだから、今年38歳である。
平成7年、22歳の時に出会った炭焼きの師の生き様に一目惚れして弟子入りし、一年間の修業の後、独立したという彼の妻は、信じられないが猟師である。
20代から始めた彼女の狩猟歴は十年を超え、結婚するときには既に狩猟免許を持っていたという。
 
この雑誌の編集者に一度会わせてくれと話しているが、いつ実現するかは分からない。しかし、まさに世紀の変わり者夫婦と見ているのだが。
 
このエッセーで彼は自分を、非常識で世間知らずで方向音痴でワガママで、気まぐれで道楽者で根性なしの怠け者でええかっこしいで酒好きで・・・・心底「どうしようもない男」と言っているが、猟師の妻は「あなたはワガママで行動が突飛で極端で、色々やらかすどうしようもない男だから、マイナス99点。それでも調子に乗った時は天才的な仕事をするから、プラス102点。差し引き、プラス3点。まあ、かろうじてプラスだから、よしとしよう」という。
 
その言葉に、彼は、雲間から差し込む一条の光を見た思いだったと語り、さらに、師・曰く「相手をどうにかしようとするから疲れるんだよ。すべては自分の問題」こんなに身近にお釈迦様がいることに、どうして気づかなかったのだろう。そう、すべては自分の問題。自分を怒らせる相手がいけないのではなく、腹を立てる自分の器が小さいのだ。
 
求めない(期待しない)こと。相手を責める(減点評価する)のではなく、良いところを見つけて(加点)評価するよう心がけること。世の中のすべての問題を自分の問題として引き受けること。これだけで、男と女の関係は驚くほどうまくいく。我が家で実証済みだ。
 
その証拠に、先日、カミさんが、飲みながらしみじみと褒めてくれた。
「どうしようもない男と一緒になったことで、あきらめることが幸せへの近道だと悟らせてもらったよ。おかげさまで、随分成長させてもらったなあ。ありがとう。私、今なら誰とでも一緒にやっていける気がする」
・・・これには手放しで喜べなかった、と言っているが。
 
チョッピリ、おのろけにもとれなくはないが、この年齢でこれだけ達観できるとは素晴らしい。
 
それでも所詮、この世には男と女しかしないのだから、相手を責めたり腹を立てたりしている暇があったら、「男と女は違う生き物。元より理解し合える訳もなし」と潔く諦めて、相手に求めず期待せず、丸ごと受け入れてしまった方が幸せなのではあるまいか。理解し合えぬことは、決して寂しいことではない。女と男は陰と陽。分かり合えぬが故に強く引き合い、分かり合いたいと願ってぶつかりあうところに『思いやり』が育まれる。容易に分かり合えないことは、素敵なことなのだ。・・・と結んでいるが、最後に載せているどどいつがいい。
 
惚れた証拠にゃおまえの癖が みんなわたしの癖になる。
 
我が家の宇宙人さまも、いい加減に諦めてくれないものか・・・?
 

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