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明るい未来へ悲観論否定 

2011年01月26日 外部ブログ記事
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産経新聞に、長辻象平氏の寒蛙と六鼠(かんがえるとむちゅう)というコラムがあるが、まずは23日の「お日さまの冬眠と寒さ」という記事を紹介しよう。
 
200年前の1812年、モスクワに侵攻したナポレオン軍は、いてつく冬の寒さで敗北した。
「地球はあのころの寒さに向かうのではないか」。気候変動に関心を持つ研究者の間で最近、そう考える人が少しずつ増えている。
この冬の日本列島の冷え込みは厳しい。今年の元日は大雪で明けた。かなりの地点で積雪の観測史上最高記録も報告されている。
だが、冒頭の見通しは今冬の冷え込みからの発想ではない。じつは太陽の活動が近年、かなりおかしいことに基づく予測である。具体的には、黒点の数が少ないのだ。
黒点数は太陽活動を反映し、多いときには太陽が活発だ。それが少ない。それどころか前の周期では黒点がゼロの日数も増えていた。この少なさは1900年ごろ以来の水準で、100年ぶりの落ち込みだ。
太陽の黒点は11年の周期で増減の波を繰り返す。直近の谷底は2008年12月。今は右肩上がりで増えていく時期にあたっている。しかし、伸びが悪い。黒点数の次回のピークは13年6月ごろだが、その山は低くなりそうだ。
国立天文台も今年の「理科年表」で、太陽黒点活動の低迷期入りについて解説するほどの状況である。
「以前にも太陽黒点の少ない『ダルトン極小期』がありましたが、その再来の可能性を、かなりの確度で見守る論文が出始めっています」。京大教授で宇宙総合学研究ユニット長の柴田一成さんは話す。このダルトン極小期における歴史的事件が、ナポレオン軍の壊滅だったのだ。
太陽の黒点と気温の間には、密接な関係がある。黒点が多い時期は温暖で、少ない時期は寒冷だ。黒点の本格的な観測は1610年からガリレオによって始められている。
1600年代の欧州は、非常に寒かった。ロンドンのテムズ川の完全凍結もあった。40年からの約70年間は、黒点がほとんど消失しており、「マウンダー極小期」と呼ばれる。気候上はミニ氷河期だ。日本でも江戸時代は寒かった。
歴史上では、それより前の中世に温暖な時代があったことが知られている。この900〜1200年ごろには太陽の黒点数が多かった。
観測記録がないのに、どうして黒点の多少が言えるのか。
「屋久杉など古い樹木の年輪中に含まれている放射性同位元素の炭素14の量を量ることで分かります」。
東大宇宙線研究所特任助教授の宮原ひろ子さんの説明だ。
炭素14は、宇宙線が地球の大気に衝突してできるのだが、太陽活動が盛んだと太陽系の磁場が強くなり、地球への宇宙線が遮られる。
そのため、太陽が活発で黒点が多いときの年輪中の炭素14は少なく、不活発なときには多くなる。かくして、炭素14の測定で年ごとの黒点数が推定できるのだ。宇宙線と雲と気温の因果関係が注目されている。
地球温暖化は、産業革命以降の温室効果ガスの増加が原因とされている。だが、それだけで中世や縄文時代の暖かさは説明できない。
ちなみに、最近の70年間の太陽は8千年ぶりの高い活動レベルであったとする報告もドイツの研究者などによってなされている。
太陽を表す「日」の字は「○」の中に「・」を置いた形に始まる。
この点は、古代人が肉眼で見た黒点だそうだ。太陽学者の柴田さんに教えてもらった。

 
このコラムでは、太陽の黒点と気温の間には、密接な関係があると言っている。黒点が多い時期は温暖で、少ない時期は寒冷だというのだが、近年、地球温暖化の話しが話題を集めている中で、この冬の全国的な寒さは、太陽の黒点の数が少なくなっているためという。
 
近年の日本において、気になっていることは、あまりにも多くの悲観論が飛びかっていることだ。地球温暖化による様々な弊害、農薬や化学肥料まみれの食材、資源枯渇や環境汚染の話し、極めつけは政治家たちのていたらく。
 
一つひとつを見ると、事実には相違ないが、世の中は何もそんなに悲観することばかりでもない。山中伸弥氏が平成18年に世界で初めてiPS細胞を作ることに成功し、「京都大学iPS細胞研究所」がいち早く作られ、若い研究員たちはその研究に邁進している。そして日本政府は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを使った再生医療の産業化に向け、医療機関などの専門家による「研究組合」を立ち上げるという。研究が進み実用化されると、脊髄損傷、糖尿病、心臓病などの幅広い病気や怪我の治療が飛躍的に進歩すると期待されている。
最近では米国などに研究で遅れをとっているというが、最先端の再生医療部門で世界をリードできるチャンスが到来していることは間違いない。
 
この先、日本はあたかも衰退の一途をたどるばかり、と言わんばかりの発言や報道を多く耳にするが、日本ほどよい国はないし、日本人は素晴らしいのだという自信を多くの人が持って、もう少し楽観的に生きるべきである。
 
そんな時、明るい未来へ悲観論否定という見出しの本の紹介が目に入った。
早川書房からでているマット・リドレー著「繁栄」という本は上・下巻の二冊になっていて、「明日を切り拓くための人類10万年史」というサブタイトル
がついている。人類の歴史をひもとき明るい未来への確信が綴られているこの本をぜひ読んでみたいと思った。
 
いずれにしても、この小さな島国である日本を、世界に名だたる経済大国に発展させた日本人の頭脳と技術力は、大いに自負する価値があることは確かだ。
あらゆる面で優れた能力を持つ日本人は、もっと自信を持つべきである。
 

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