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昭和の歌が心に染み入る「あやしい彼女」 

2016年04月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


もしも老人が一瞬で若返ってしまったら・・・・・・というお話は、マンガではホラー漫画の第一人者である楳図かずおの「アゲイン」という漫画があって、ドタバタ喜劇で笑えて元気があって、とても面白い漫画だった。腕のいい大工だった65歳の沢田元太郎は今は隠居の身で、息子夫婦や孫たちから邪魔者あつかいされる毎日。ある手違いからアゲインという若返りの薬を飲み一夜にして高校生に若返り。高校に入学し、高校や実家の沢田家、他、行く先々で騒動を巻き起こす・・・・・というお話。沢田家の孫のまことに人気が集まり、後に『まことちゃん』というこれまた大傑作ギャグ漫画が描かれる。一方、こちらの映画「あやしい彼女」は、出版社に勤める自慢の娘と二人暮らしの73歳のおばあさん。憎まれ口を近所にふりまいていて、毒舌で元気なのだが、仕事と子育てで年老いてしまい自分の楽しみをどこかに忘れてきたような人生。あるとき、娘とケンカして夜中に家を飛び出した彼女。店のウィンドウに飾られているヘップバーンの写真に魅せられ写真館に入り、自分を撮ってもらう。すると、気が付いた時はおばあさんから20代の若さに変身していた。かつての美しい姿を取り戻した彼女は、髪型や洋服、さらに名前も変え、新しい人生を楽しみはじめる。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡を熱唱して会場中を魅了した彼女に、夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込む。・・・・というお話。老人であることの生活と人生の哀しみが描かれた後だからこそ、若返った時の元気はつらつパワーの面白さが爆発する。「あやしい彼女」の映画ニュースを読んだときに、韓国で大ヒットしたリメイク作品であることと、主演の多部未華子の歌声がすばらしい事が書かれていた。確かに、多部未華子の歌声は心にしみわたる。特に1968年に出た「悲しくてやりきれない」を歌ったときなど、泣けてくるほど良かった。彼女は2009年にNHKの連続ドラマ「つばさ」にでていたので顔は知っていたが、これほどまでに歌えるとはまったく知らなかった。ところで、この連続ドラマ「つばさ」は、突然、何の意味もなくサンバ踊りなどが、話の途中で入る。シュールな効果を狙ったらしいが、何の面白さも出してなくて、腹がたつほどにつまらなく、ぼくは2、3回で見ることをやめた。NHKの連続ドラマでは、現在ワースト2位の視聴率の低さだったという。一部に、この連続ドラマにもファンもいたらしいが、多部未華子にとっては災難のようなものだった。そのドラマに出ていた彼女が、数年後に映画で笑いと深い感動を与えてくれるのだから、わからないものだ。この映画、とても楽しめておすすめの映画なのだが、おもったより観客があまり入っていないと、ニュースになっている。そのニュースは、いじわるな書き方をしていて韓国で大ヒットしたわりにはこの興行成績では、彼女は映画の主役に適さないのでは、主演級の女優から陥落する可能性も出てきてしまうかもしれない。なんて書いていた。そんなことは全然なくて、多部未華子はこの映画で見事に輝いていた。あまり日本映画を観ないぼくが、最近見て驚いた本当におすすめの一本です。

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