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老いてなお

違和感が湧いて来た! 

2016年03月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

「日本出身」報道に違和感 
 大島勝さん(元関脇旭天鵬・大島親方)
 
「日本出身力士、10年ぶりの優勝」
「18年ぶり日本人横綱誕生へ」って、
事実は事実だから言いたいのは分かります。

だけど4年前、自分がモンゴルから日本に
国籍を変えて優勝している。だから「日本人、
4年ぶり」でもあるのに「日本出身」ばかり
だったから、違和感はあります。

 角界で不祥事があったとき、先頭に立って
引っ張ったのは横綱の白鵬関です。
その姿を見てお相撲さんみんなが「頑張ろ
う」っていう雰囲気になった。

日本人とかモンゴル人とか関係なかった。
日本人横綱を期待するのは分かりますが、
その辺をもう少し配慮した報道だったり応援
だったりしたら、やる側は気持ちよくやれる
んじゃないかな。

 国籍を変えるって覚悟がいる。自分の場合、
モンゴルで裏切り者って批判も受けました。
それでもいいと思ってるけど、こういう言葉の
使い方をされると、日本人になった自分の優勝
が消されている感じで寂しい気持ちになるね。
 
日本人になろうと思ったのは、相撲しか知らな
かったから。17歳で日本に来て、引退後のこ
とを考えたとき、相撲以外に頭に浮かんでこな
かった。親方になるには日本国籍が必要。

だったら取ろうと。
もちろん日本にずっと住みたいという気持ちも
ありました。巡業で外国に行くと、やっぱり
日本がいいなと思う。

食事に行くと、おしぼりと水がすぐ出てくる。
一つ一つがこっちに慣れていて、モンゴルに
帰っても、合わないなと思うときがあるくらい。

身も心も日本になじんでいるんだなと思うんです。
 日本人がモンゴルでモンゴル相撲を取ったら
ブーイングを受けると思う。
でも日本では、ないよね。

今の上位陣はモンゴル勢ばかりだけど、応援の
声はしっかり盛り上がる。
ファンは純粋に楽しんでいるんだなと思います。
 ただ、みんな身近な人を応援したいのは当然
ですから「日本出身」「日本人」を応援したい
っていう気持ちは分かりますよ。
だから、最初は「へぇ、こういう表現があるんだ」
くらいで気にしなかった。

それが、初場所、新聞やテレビでどんどん使わ
れるようになって、どんどん違和感が膨らんで
いった。

言葉の使われ方、報道ってすごく重いんだなと
思いますね。         朝日新聞


私も違和感をもった一人です、特にNHKまでが
二言目にはナショナリズムを煽るような発言
には呆れました。でも観客は分け隔てなく、
それぞれの贔屓への応援をしてるのを見て
ほっとしました。



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