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吾喰楽家の食卓
三度目の“伊勢音頭恋寝刃”
2015年10月06日
テーマ:古典芸能
昨日、国立劇場で「伊勢音頭恋寝刃」(いせおんどこいのねたば)を観て来た。
今年の三月に「髪結新三」を観て以来、六回目の歌舞伎になる。
“あぜくら会”に入会し、歌舞伎のほかに、落語、文楽(人形浄瑠璃)、能楽(狂言・能)も楽しんでいる。
その中で、難聴の私は、歌舞伎に一番のハンディキャップを感じる。
落語は前列で聴いている上に、演者が一人だから、台詞を聴き洩らすことは殆どない。
文楽や能楽は、字幕があるので、かなり助けられている。
ところが、歌舞伎の場合は、幕が上がると大勢で言葉を交わしている場面から始まることが多いので、内容を理解するのに苦労している。
勿論、観ているうちに、耳が慣れるのか、段々、物語の世界に入り込める。
さて、今回の歌舞伎、八月に観た若手の公演と比べ、女形の美しいのに驚いた。
中村壱太郎(かずたろう)の演じる「お紺」の美しいこと。
ゾクゾクする程である。
勿論、若くて美人の役柄ばかりが登場する訳ではないが、皆さん、それぞれに役を演じている。
その誰もが、“仕草がいかにも女性”といった感じは、さすがだ。
また、四月に四代目を襲名した中村鴈治郎が出演するのも、楽しみにしていた。
一般的に鴈治郎といえば、初代のことらしいが、私は、来年三十三回忌を迎える二代目が思い浮かぶ。
女優の中村玉緒の父上といえば、すぐに分かる方も多いだろう。
三代目を襲名した二代目の長男(当時扇雀)は、現在は坂田藤十郎を名乗っている。
その三代目の長男が、今回、出演した四代目である。
パンフレットの写真は、何ともユーモラスな感じだが、実際の舞台もそうだった。
テレビドラマの“三匹の侍”に出演した、長門勇に似ていると云えば、イメージが湧くかも知れない。
コミカルな役どころである「正直正太夫」と、料理人の「喜助」の二役を演じていた。
ところが、「喜助」は、きりっとした身のこなしにもかかわらず、顔を見ると笑ってしまう。
「正直正太夫」のような役に特化する方が良いのかも知れないと、歌舞伎の初心者ながらに思った。
思いつくままに感想をまとめたら、主役の「貢」を演じた中村梅玉に触れるのが、後になってしまった。
四半世紀近く前、梅玉を襲名した時に「貢」を初めて演じたそうである。
素人私にでも、その円熟した芸は感じられた。
とはいえ、八月の中村梅秋の「貢」も、刀の妖力に導かれたかのような演技は悪くない。
梅玉の指導による演技だが、若手だからこその魅力なのだろうか。
ところで、最近、劇場でプログラムを買っている。
やはり、予備知識が多い方が、歌舞伎をより楽しめるようだ。
できれば、直前ではなく、事前に読めたら、もっと良いと思うのだが、やむを得ない。
千穐楽にも、「伊勢音頭恋寝刃」を、三階席の最前列中央で観ることになっている。
プログラムを読んだ効果が、発揮されると期待している。
でも、昨日のように、花道での派手な立回りを、目の前で観ることは出来ない。
反面、舞台全体を見通せるのがいい。
四度目の「伊勢音頭恋寝刃」が、楽しみだ。
*****
写真
“ベトナムの風に吹かれて”
昨日、完成披露試写会の案内が届いた。
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SOYOKAZEさんへ
おはようございます。
旅行に例えると、事前の計画、旅行当日、帰宅後の写真整理、それぞれが楽しいのと同じです。
本人は、勉強している気など、全くありません。
でも、どんなに勉強しても、私の聴力が歌舞伎を極めるネックになると思います。
極端な話ですが、全く音なしの世界でも、ある程度は歌舞伎を楽しめるはずです。
2015/10/06 10:17:21
パトラッシュさんへ
おはようございます。
お褒め頂き、恐縮です。
休憩を含むとはいえ、4時間20分の公演は、観る方も疲れます。
帰宅後、感想を書き始めましたが、碌に筆が進まないうちに、眠くなってしまいました。
ですから、今朝、その殆どを書いた次第です。
仰せの通り、帰ってから文にまとめると、頭が整理され、次回の鑑賞の肥やしになるようです。
ところで、中村鴈成さんが、出演していました。
台詞は無く、総勢14名で伊勢音頭を踊る役でした。
プログラムを見たからこそ、判りました。
でも、「多分、この人だ」という感じですが。
2015/10/06 10:09:32
楽しむために
おはようございます。
吾喰楽さんは、歌舞伎を楽しむために、とても勉強なさっていますね。
私などは、観たまんま。
役者の名前も主演しか知らず、いい加減なものです。
その生真面目な姿勢で、瞬く間に、歌舞伎の世界を多角的に学び、それが今後の楽しみに繋がることでしょう!
2015/10/06 09:59:18
頷かされます
歌舞伎レポートとして、完成度の高い文章になっています。
そこに作者の、歌舞伎への親愛があるからでしょうね。
ただ見て来るだけでなく、帰ってから、文にまとめる。
それがさらに、吾喰楽さんの歌舞伎への造詣を、深めているのだと思います。
2015/10/06 09:42:00