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「海街diary」と小津安二郎 

2015年08月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「海街diary」は、鎌倉が舞台となっており、物語りは4人姉妹の日常をえがいていて、とてもゆったりと物語は進む。同名漫画が原作で、綾瀬はるか、長澤まさみと夏帆(22)、広瀬すず(16)が四姉妹の生活を演じている。たまには、このようなアクションもグロもエロもない上品で良質な映画もいいものだ。と、思いきや、このような物語も女優のプロポーションに注目すると、『綾瀬はるかVS長澤まさみ ついに共演!「海街diary」で巨乳対決!』なんてゆうタイトルの記事になっているから、驚く・・・・というか笑える。ぼくも、一番印象に残ったのが、浅野すず(広瀬すず)が、シャワーか風呂の後だと思うけど、扇風機の風で体全体を裸で乾かしているところ。何のことはない、巨乳対決のレベルと似たり寄ったりの注目かもしれない。「誰かに見られたらどうすの?」という幸(綾瀬はるか)の叱責を受けながらすずはニコニコ笑っていて、そこがいたずらっぽくて良かった。ところで、この映画は小津安二郎監督の作品と比較されているようだ。鎌倉を舞台にしていること、家族の日常の物語であること、嫁入り前の女性たちが登場すること、葬式が3度も出てくること。そうくれば、外国人も含めてだれもが小津の映画を連想するとの事。カンヌ映画祭の公式上映前の記者会見でも小津の影響を指摘する質問が出て、監督の是枝裕和(これえだ ひろかず)はこう答えた。 「ヨーロッパに作品をもってくるとよく『小津の孫』だと言われた。それが最高の褒め言葉だということはわかるが、こそばゆい感じが続いていた。ただ今回は原作(吉田秋生の漫画)がたたえる世界観が小津を思わせた。単なる人間ドラマというより、人間を取り巻く時間を描いている。過ぎ去るというより、積み重なっていく時間。それが小津的だなと感じたのは事実だ。何本かの小津作品を参考のため見直した。今までより身近なものとして小津をとらえられたかもしれない」別の記事で、是枝裕和監督は女優に担当する役のポイントを決めていたことが分かる。このように、答えている。「死に覆われた物語」で生を表現するためにこだわったのが“肉体”と“食”。撮影前、次女役の長澤にエロス、三女役の夏帆には食を担ってほしいと話した。「長澤さんの美しい体の線、夏帆さんの豪快な食べっぷりは見事でした」今作のテーマは「受け継ぎ、受け渡す」こと。映画で切り取った時間の前後でも、家や街でさまざまな営みが繰り返されていく。「それを回想場面ではなく、姉妹の生活の中に織り込むことを最も意識しました」無意識に親と同じしぐさや言葉遣いをする姉妹の向こうに先人が透ける。そんな日本の情緒や四季を綴った作品が、カンヌ国際映画祭でも人々の心を打った。「物語に登場しない死者の存在を感じ、小津(安二郎)監督のようだと。ずっと小津似といわれ続けて複雑でしたが、今回は確かにそうだと思った」と笑った。

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