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むぅびぃ・とりっぷ
緊張感と、とんでもない傑作「セッション」
2015年06月16日
テーマ:テーマ無し
手に汗を握るという表現があるが、まさにそれだった。映画が終わって、スクリーンから自分自身に意識が戻ると、拳を握りしめて体全体に力が入っていることがわかった。体から力を抜くと、「ホッ」と、一息ついた。それくらいラストのクライマックスの演奏場面では緊張を強いられた。そもそもぼくはジャズを知らないし、ドラム演奏に対して特に思い入れもない。そんなぼくが夢中になった。これだけ、物語にのめりこませる音楽を題材にした映画にはそうそう出会えるものではない。名門音楽学校に入学し、世界的なジャズ・ドラマーを目指すドラマーのニーマン(マイルズ・テラー)。そして、指導という名の元に教師の立場を利用し、生徒の気持ちを絶望の淵に落とし込む鬼教師フレッチャー(J・K・シモンズ)。その二人が繰り広げる、狂気の人間ドラマ。ニーマンは、鬼教師のいじめにも見えるしごきを乗り越えて、彼が望む成功への切符を手に入れらるのか?まずは、J・K・シモンズの指導シーンのド迫力演技には圧倒される。体の奥から絞り出される大きな声、顔面に欠陥を浮かせて威嚇する表情の怖さ、この映画の成功には、J・K・シモンズの怪演によるところが大きい。この映画を作ったデイミアン・チャゼル監督は、まだ30歳という若さ。この映画は実体験を元に制作した事を、このように述べている。『僕が指導を受けた実際の指揮者は、確かにJ・Kぐらい怖かったよ。でも、あんなに意地悪ではなかったかな(笑)。ある意味で素晴らしい教師であり、インスピレーションを与えてくれる人だったね。確かに、指導するときにはドラムに対して大声で叫んだり、恐怖を利用して指導するタイプの先生だったけど。でも決して、フレッチャーのように一線を越えるようなことはしなかったよ。』『僕は一方で、自分の体験から音楽をやることに恐怖を感じるようになったんだ。実際、その指揮者の悪夢を今でも見ることがあるよ(笑)。その音楽に対する苦悩と恐怖は、これまで映画を通して観たことがなかった。だから、その経験をベースに映画を作ろうと思ったんだよ。』チャゼル監督は、音楽の指導を受けていた頃に、映画同様に威嚇する指揮者に悩んだようだ。但し、単にその指導者に泣き寝入りしているだけではなかった。映画にして、その作品はアカデミー賞をとって、結果、世界に自分の想いを発信できた・・・・・まさしく『転んでもただで起きない』」という精神で、今までの理不尽な恐怖に逆襲したともいえるのではないか。
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