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悪夢　

2015年05月24日
テーマ：テーマ無し

一日中、穏やかな晴れ。

どこかで運動会なのか
ポンポンポンと
花火の音で目覚める。

小さい頃の運動会の記憶が
ほとんどない。

人間、
嫌なことは忘れるか、思い出さないかで
自己防衛するらしいから
きっとそうなのだろう。

悪い方へ悪い方へ考える人と
良い方へ考える人がいて
悲観的とか楽観的とかより
最近では
ポジティブとかネガティブとか
呼んでいるらしい。

この部屋への定期訪問者は
みんな
ネジがひとつふたつ飛んだ
ポジティブな人たちだから
楽しい。

世の中
両極端な人はわずかで
大体が中道派なはずだ。

それが
高齢になるほど
どちらかに片寄り始めるから不思議。

カメラマンなどは
昔から楽観的なポジ派だと分かっているが
本人はネガ派の傾向にあると信じている。

繊細で情にもろく、
頼まれると断れない、のがネガティブだと
訳のわからない自己分析をする。

それだけで充分楽観的だよ、と言うも
慰めはいらない、などと応える。

二人とも
先が見え始めた前期高齢者になり
楽観的傾向値が
さらに
高くなってきたような気がする。

けれども
こんなことを書いて
二人でハシャギながら
三途の川をジャブジャブ渡って行く夢を
もしも見たらどうしよう…
死んでも死にきれないぜ。

ああ、自分はやはり
ネガティブかもしれない。

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