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十兵衛の奮闘記
南国土佐を前にして〜♪
2015年05月09日
テーマ:テーマ無し
今年のゴールデンウィークの連休(といっても手前にとっては毎日連休のようなものでござるが)の前半(5月1〜4日)、手前は南国土佐高知に参上仕ったのでござる。と申すのは、5月3日(日)に高知県四万十市中村で第24回藤祭り・土佐一條公家行列が催され、イベント会場で手前は江戸独楽芸を披露してきたからでござる。生まれも育ちも四万十で、高知県文化環境功労者表彰を受けたこともあり大道芸研究会の地方会員でもある間六口(芸名)さんが、このイベントの総合ブロジューサー及び総合司会を担当しており、今年は普段見ることのない江戸独楽芸を披露したら、お祭りに来てくれたお客さんに喜ばれるだろうということで、手前にお声が掛かり、清流で名高い四万十川の景観を眺めることも出来るということで、喜び勇んで南国土佐に向かったのでござる。当初はお祭りの前日に高知入りすることで計画したのでござるが、5月2日は土曜日で連休スタート日ということで航空賃が高く、ビジネスホテル代を払っても前の日に高知入りした方が安いことがわかり、5月1日(金)の晩に実に40年振りに高知のはりまや橋に着いたのでござる。その晩は、このシニアブログで知り合った方のご紹介でお友達となり、その後フェイスブックで色々と情報交換している高知の三郎さんと一杯やりながら懇談したのですが、三郎さんは、高知で同人誌発行やコミュニティ文化活動を活発にされている方で、このような方とお会いできるのも何かのご縁だと感じた次第でござる。翌日の朝、高知から土佐中村に向ったのでござるが、中村まで何と特急列車で2時間弱も掛かる!ということで、高知県の広さを改めて感じた次第でござる。中村駅で間さんが迎えに来てくれ、日本最後の清流として知られる四万十川の景観を眺めに連れて行ってくれたのでござる。その日は五月晴れの素晴らしい天気で、四万十川の清流が本当に綺麗に見え、これこそ後世に残しておきたい日本の自然だと感じ入ったのでござる。ここで有名で印象深かったのは、写真にある沈下橋で、この橋は欄干がなく、増水時に流されることなく沈んでしまうため「沈下橋」といわれ、これが四万十川のシンボル的存在で、本流に21、支流に26もあるということでござる。この橋が、四万十川の独特の雰囲気を醸し出しているのですが、この橋の上を車で渡ったときは、川に落ちやしないかと気が気でなかったが、とにかく最後は全く汚れのない河口まで行き、太平洋を望み更に気分爽快となり四万十川の清流を満喫したのでござる。翌日(5月3日)は、藤祭りの日で、10時頃から3箇所のイベント会場で、大道芸や和太鼓、踊りや吹奏楽などのパフォーマンスが披露され賑やかになって来たのですが、土佐一條公家行列(応仁の乱を逃れ、前関白一條教房公が、中村に下向し、京都を模した街づくりを行い、それから栄えたということで感謝する祭りとなったのでござる)の始まるころには小雨が降り始めたのですが、写真のように当時の衣裳を身につけた公家行列も何とか始まったのでござる。午後からも、手前はショッピングアーケードの下の会場で、江戸独楽芸を披露し、お立会いのお客さんに喜んで頂き、その後公家行列も無事終了したのでござる。晩には、祭り関係者の打ち上げ会があり、四万十市長を始め地元の方が100名以上も集まり盛大な会が催され、「土佐の酒豪の飲みっぷりは凄い!」とは聞いていたのですが、あちこちで間断なく盃を酌み交わしてお酒を呑んでいる光景を目の辺りにすると「凄い!」と恐れ入るばかりでござった。これ以上お付き合いしていると大変なことになるということで途中退場し、近くの居酒屋に立ち寄り、四万十の美味しい料理(鰹の塩たたき、ゴリの佃煮、川海老の唐揚げ、青さのりの天麩羅等)を味わったが、すべて新鮮で美味で十分堪能し、結構毛だらけ!でござった。翌日は中村から高知に戻り、夕方の東京行きの便まで時間があったので、桂浜に立ち寄り、晩に無事帰京したのでござる。今回、このように土佐で素晴らしい経験を積むことが出来たのも、大道芸を続けてきたお蔭だとしみじみ思っております。感謝感激!(完)
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