ジェット妻ストリーム2

暮らしを紡ぐ時を経る 〜キルトの想い出〜 

2014年11月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 東京の家のリフォームがほぼおわったので、引渡しの立ち合いと、新しインテリアの設営も兼ねて東京に戻っています。

 家の仕事は大好きです。
結婚して30年を経ましたが、料理をしたり、掃除をしたり、草木を育てたり、家の設えを整えたり、モノを整理したり収納を考えたりは、私の気持ちをとても穏やかにしてくれる日々の営みです。
 ありがたいことに、これを辛いとか、つまらないとか、めんどくさいと思ったことはあまりありません。
私にとっては、暮らしていく(生きていく)上で当たり前のことすぎるからでしょうか?

 結婚して自分の住まいを考え始めた頃、セゾングループが池袋にハビタ館(1984年)をオープン。
インテリアショップは今でこそどこにでもありますが、まだこの頃は衝撃だったねぇ。
コンラン・コレクションをみたり、斬新なカーテンをに魅了されて買い求めたり、結婚の引き出物やお祝いをここで買い求めたりしていました。
でも今考えると早すぎたのねハビタは。北欧雑貨を知ったのもこの頃でした。
シェーカーの椅子とか、ハンスウェグナーのYチェアとか、マリメッコとかね。

 その後のアウトドアブームやエスニックブームで、
インテリアは、アーリーアメリカンになってギンガムチェックのテーブルクロスがダイニングテーブルにある時もあったし、
エスニックブーム到来ではバリ風インテリア。ジャカルタに暮らした時には目もくれなかったバリスタイルが日本中を駆け巡り。なんだかいつもちょっと早すぎたなぁ。
そして年齢を重ねると何故か古いものにも妙に惹かれて和テイストにも・・・。
そう最近はメキシコのルスティコ・スタイルにも魅了されていました。

 そんな我が家のインテリアの変遷をみても、不変的にずっと同じものに興味が続かなかったのか?よりも、色々なモノに触れられて、とっても楽しかったなと思います。
おかげで随分、インテリアの目だけは、肥えたこと!

 長いことお蔵入りしていた、ダブルベッドサイズのキルトを出しました。
これは家族の思い出の服の布をつなぎあわせたスクラップ・キルトです。1995年作とあります。
娘のお宮参りの白のドレスに、幼稚園の園服、給食のナプキンの残り布や、夫や私のシャツ、母の夏のワンピースの端切まであるのね。


 240×240センチの大作。子育てしながら毎晩チクチクして制作したのでした。
 若い頃のインテリアにこだわっていた時は、日常にはなかなか使えそうにないなぁと思っていたのに、今は夫と私のベッドで使っています。

 30年経ってみて、手元に残った家具や、ファブリック、住まいの雑貨や絵画は、手放さなかったそれぞれの理由があって、これは誰にも知られない密かな家族の思い。

 親の家かたづけに伺うおうちには、それぞれのモノに「家族の歴史」が刻まれていて、
若いお客様には、ぜひお母様やお父様のそういう気持ちを、思い図ってモノのジャッジをしてくださいねと伝えています。


 古臭くても、ちょっと汚れていても、経過年数もたのしみながら、リフォーム後の家の設営をしています。
だって暮らしたい住まいは、自分のこだわりセンスよりも、そんな思いを大事に詰め込みたいからね。

写真は若かりし頃のキルト作品。どれもプリントしたものをスキャンしたので、画像がたいへん悪いんです。
もう20年も前のスナップ写真。



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