メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

北軽井沢 虹の街 爽やかな風

四阿山(あずまやさん) 

2010年10月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<div>写真のアップにチョット苦戦しています。とりあえず文章のみアップします。</div>
<div> </div>
<div>こちらへ来る4年前頃から、私に自然の素晴らしさを経験させるため、妻は躍起になっていたことを思い出す。こちらに移住しても適合できないときはどうしようかと悩んでいたようだ。そのころ神戸に集合して行くトレッキングのツアーがあり、まだ仕事をしていた私を誘って最初に行ったのが尾瀬だった。<br>
そして、翌年は上高地、次の年は立山と一年に一度トレッキングツアーに参加した。今になって考えると、妻の作戦は功を奏したといえるのだが、こちらでの生活の中で、自然との触れ合いは徐々に私の心を動かしていった。</div>
<div> </div>
<div>そして本日、ついに四阿山への登山に挑戦することになった。と言っても、パルコール嬬恋スキー場のゴンドラに15分乗ってから山頂へ挑むコースなので行きが2時間、帰りが1時間半という本格的な登山にはほど遠い。</div>
<div> </div>
<div>先日、下調べに行って調査したときは、わが家の気温が17℃、ゴンドラ乗り場が11℃、山頂は5℃だった。昨年の6月に鬼無里の水芭蕉を見に行ったとき、真冬の服装でちょうどよかったこともあり、今日はしっかりと着込んでのぞむことにした。</div>
<div> </div>
<div>わが家からゴンドラ乗り場までは18km、時間は20分。9時10分にゴンドラに乗り25分に到着。結果は歩き始めて1時間50分で標高2354mの山頂に着いたが、ゴンドラでの15分はかなり長い時間だ。絶好の好天気に恵まれゴンドラからの景色は興奮するほどの絶景だったが、山頂までの各所でその絶景は繰り返され、夢見心地で感嘆の声を何度発したことか。</div>
<div> </div>
<div>ぽかぽか陽気に重装備の衣類が邪魔になる。ニットの帽子を被るなど到底出来ず、次にセーターも脱ぐ。そしてついにダウンのジャンパーも脱ぎリュックに縛り付け、シャツだけとなった。これは予想外のことだった。</div>
<div> </div>
<div>いつものことだが、妻は上りになると極端に速度が落ちるが、道が平らになったり下りになるとスピードがグンと上がってくる。写真を撮りながら進む私はいつしかおいていかれることになるが、「お父さん、大丈夫?」と遠くから声をかける妻に「おまえの父親ではない」と・・・これは口に出さないが、山が大好きという妻のご機嫌が良いのは有難い。</div>
<div> </div>
<div>朝の早い妻は、お腹がすいたと言い歩き始めて30分くらいで最初のおやつを出す。昨日買ったパンが旨い。水筒の水を飲みまた歩き始める。当たり前だがやはり登山は圧倒的に上りが多い。しかし、一時間ほど歩くとその登り道にも体がなれてきた。スピードが落ちる妻に今度は「大丈夫か」と声をかけるが、かえってくる返事は「ヘノカッパ!」。<br>
言葉でたとえようのないほどの素晴らしい景色の連続に、疲れという文字は何処かへ飛んでいってしまう。妻は「まるで夢の世界ね」、「ヘノカッパ」を繰り返しながら予定より10分早く頂上へ着いた。</div>
<div> </div>
<div>頂上では、座る場所もないほど人であふれていたが、皆満足そうな笑顔いっぱいである。しかし、こちらとしてはもう空腹で早く食べたいばかり。景色はひとまずおいといて、カツサンドイッチにかぶりつく。ご飯の時は溜息をつきながらなかなかご飯が減らないという妻も、パン類になると早い。私より早くかなりの量だったカツサンドイッチを平らげてしまった。こんなに良く食べる妻を久しぶりに見てとても嬉しくなった。</div>
<div> </div>
<div>景色の話しをすると、先ずは富士山が見えたのに驚いたが、後で本日お世話になったモリリンさん(ブログフレンド森子さんのご主人)に聞いた話しだと、最高の条件が揃えば42の山が見えたはずだという。山頂で話している人の話が耳に入る。あれがホダカ、あれがハクバ、オンタケサン・・・。しかし、私が知っているのは浅間山と富士山。それはさておき、360度すべての山々がはっきりと確認できたことは間違いない。このような素晴らしい天気に恵まれることは希だという。</div>
<div> </div>
<div>下山したときにそのことを話すと、モリリンさんはとても喜んでくれて、最初の登頂でそのような日に巡り会えるとは、山が呼んでいたのですね、と優しい笑顔が心から喜んでくれていることを物語っていた。<br></div>
<div>夢見心地で過ごした山頂での一時は、生まれて初めて経験したとても不思議な幸せ感と達成感であった。自分がそこにいることが不思議に思える、というような話しを聞いたことがあるが、まさにそのような経験だったに違いない。</div>
<div> </div>
<div>笑顔のモリリンさんに別れを告げ、愛車ニュービートルは万座温泉を目指した。<br>
白樺林の白い幹が広葉樹の美しい紅葉を引き立てる。万座ハイウエイは冬に備えて道路の舗装が完了していた。窓を全開にしてちょうどよいという10月20日過ぎとは思えない陽気に心は躍る。言うまでもなく乳白色の万座のお湯は、今日の私たちの疲労を癒すのには十分すぎるものだった。</div>
<div> </div>
<div>そして帰宅後に妻の作った「キノコオムレツ」は、ハナイグチ、ヤナギタケ、シイタケ、ナラタケ、シモフリシメジと新鮮な取れたてばかり。冷たいビールがこんなにうまいのも久しぶりだ。</div>
<div> </div>
<div>明日は「嬬恋の森林と生物多様性の可能性」シンポジウムがある。<br>
野菜のおじさんの仕事に終止符を打ってから、ますます充実した毎日が続く。<br>
虹の街の爽やかな風に今日もリーフシャワーがふりそそぎ、秋の気配はじわじわと深まっていく。</div>
<div> </div>
<div><font style="BACKGROUND-COLOR:#ccffcc;"></font> </div>
<div><font style="BACKGROUND-COLOR:#ccffcc;"></font> </div>

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ